中国消費者向け日本商品特化型越境 EC プラットフォーム「豌豆」を運営するインアゴーラ株式会社は、2021年12月15日より、東南アジア・台湾で最大規模の EC プラットフォーム「Shopee」において豌豆公主の旗艦店「W-JAPAN」を出店した。

 

日本商品への人気が高い台湾で開始することで、豊富なラインナップをもって日本商品に興味関心の高い台湾の利用者へ、日本の優れたブランドや商品を紹介できる。

 

 

出店に至った背景

 

台湾市場は、新型コロナウイルスの影響で、ヒト・モノの移動や各国の経済活動が制限され、EC市場はさらに拡大を続けている。また、経済部統計処の統計データによると、2020年台湾インターネットショッピングの売上高は3,400億台湾ドルを超え、過去最高記録を更新し、2021年は、対前年比成長率は15%以上を維持する見込みとなっている。

 

そのような中、Shopeeは東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォームで、2015年にシンガポールで設立され、現在ではシンガポールをはじめ、マレーシア、タイ、台湾、インドネシア、ベトナム、フィリピン、ブラジルを含む計8地域でマーケットプレイスを展開している。さらに、Shopeeは台湾において、モバイルに特化し、特に20〜30代の年齢層をはじめとして、多くの消費者から支持を得ており、ECサイトへの訪問者数においても、他のサービスと比較してトップクラスの地位を確立している。

 

そこで今回、インアゴーラは、拡大を続ける台湾のEC市場において、日本商品へのニーズに対応すべく、「Shopee」での新規事業を開始するに至った。

 

 

「豌豆公主」について

 

豌豆公主」では、自社独自のシステムにより多くの大手卸の仕入れチャンネルと連携しており、越境ECに適した約1,150ブランド、約18,500種類にのぼる商品を取り揃えている。これまで、自社アプリ「豌豆公主」の運営に加え、アリババグループが運営する中国ECプラットフォームの「天猫」など中国のECプラットフォーム上に旗艦店を多数出店してきた。

 

そして、今回新たな販売チャンネルとして台湾、東南アジア市場をターゲットとしたプラットフォーム、Shopeeへの出店を開始する。インアゴーラがこれまで中国や東南アジア向けに事業を展開する中で培ったサプライチェーンの強みや、日本人以外の海外の利用者に向けた日本商品の魅力を伝える充実した独自のコンテンツを活かし、Shopeeを通じて新たな販売チャンネルの確立を図っていく。

 

 

ショッピージャパンとInagora

 

Shopeeは東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォームで、アジアやその他新興国市場の消費者・ブランド・販売事業者が繋がり、誰もが・いつでも・どこでも商品を売買できる。また、簡潔な支払い・物流システムを基盤とした幅広い商品の品揃え、各市場向けにローカライズされた人気のエンターテインメント機能などが人気を下支えしている。

 

一方、インアゴーラは、日本企業が海外進出を検討する際に必ず課題となる「情報の越境」「物流の越境」「決済の越境」のすべてを解決する、ワンストップソリューション型のB to B to C越境ECプラットフォーム「豌豆プラットフォーム」を運営している。商品の翻訳、物流、決済、マーケティング、顧客対応、他チャンネル展開などの全工程を担うことで、日本企業と中国消費者間の文化的ギャップを吸収し、日本企業の中国進出をサポートする。

 

 

インアゴーラは、今後もより多くの日本商品を中国および台湾・東南アジアの利用者に紹介し、日本の商品とライフスタイルを楽しんでもらえる場を提供していくとのこと。