アブダビの文化観光局(Department of Culture and Tourism :DCT Abu Dhabi)は「世界最大のAR(拡張現実)スクリーン」でギネス世界記録に認定された。アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビを、世界トップレベルの旅行先として宣伝するARを使ったキャンペーンの一環として、世界最大のスクリーンが使われた。

 

このキャンペーンでは、ロンドンのピカデリーサーカスの40フィートのデジタル街頭ディスプレイが使用され、アブダビの象徴的なランドマークを紹介する双方向のAR体験が提供された。

 

また、同スクリーンは、通行人がこのエクスペリエンスの主役として登場できる設計になっている。ピカデリーサーカスの噴水近くに立った通行人は、カメラでキャプチャされ、スクリーン上のFerrari World Abu Dhabi(フェラーリ関連の屋内テーマパーク)や野生動物天国のシルバニヤス島the Sheikh Zayed Grand Mosque(モスク)などのアブダビの観光名所にその姿が映し出される。

 

この双方向のアクティベーションは、アブダビの旅行代理店Etihad Holidaysによるアブダビ旅行が当たるコンテストの一環として、2019年12月上旬の2週間、毎1時間ごとに10分間行われた。エントリーするには、AR体験を楽しんでいる姿を自撮りした写真を、オンラインコンテスト(competition.visitabudhabi.ae)でシェアし、家族や友人に投票してもらう。最も多くの票を獲得した写真が優勝となる。

 

「ギネス記録を更新した今回のAR体験は、2週間にわたってPiccadilly Lights(ピカデリーサーカスにある屋外ディスプレイ広告)で行われ、アラブ首長国連邦の首都アブダビの有名なランドマークを先進的な方法で紹介した」と語るのは、DCT Abu Dhabiの観光およびマーケティング担当エグゼクティブディレクターのAli Al Shaiba氏。さらに「キャンペーンのコンセプトを練っているとき、ただアブダビの有名な観光スポットをロンドンで最も象徴的なランドマークで紹介するだけでは不十分だと考えていた。ギネス記録によって世界最大のARスクリーンと認定されることにより、今回のキャンペーンが提供する体験のスケールも最大限活かしたかった」とのこと。

 

キャンペーン中、スクリーンでは、天候をトリガーとして発信されるメッセージである天気オーバーレイも組み込まれた。Al Shaiba氏は「毎年この時期のロンドンは寒いことが多いが、アブダビは快適な気温だ。このキャンペーンによって、雨が多く、風が強いロンドンから、日差しを楽しみにアブダビに旅行することを提案したかった」と語った。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の12/23公開の記事を翻訳・補足したものです。