GMOメイクショップ株式会社は、ネットショップ構築ASP「MakeShop」の大規模ショップ向けプラン「カスタムMakeShop」およびクラウド環境で足りない機能を構築可能なセミカスタマイズ型の「カスタムMakeShop for クラウド」を統合。2019年1月31日より「MakeShopエンタープライズbyGMO(以下、GMOエンタープライズ)」として提供を開始した。
MakeShopエンタープライズは、BtoB ECを展開する事業者やオムニチャネル、O2O展開などを行う中規模以上のネットショップに最適なサービスだ。従来ならば「カスタムMakeShop 」を提案する、商品点数1万点を超える家電やファッションなどのネットショップにも適しているという。
また、APIにより外部の基幹システムと連携可能であるほか、多様多種な機能のカスタマイズが可能であり、機能やセキュリティは定期的に無償アップグレードした状態で提供する。
具体的には、受発注や商品在庫データは外部の受注・在庫管理を行う基幹システムとAPIでつなぎ、システム連携させることが可能だ。ユーザーが独自に構築したシステムであったり、異なるOS、データベース、プログラミング言語で作られていても、APIによるシステム連携が可能であるため商習慣や扱う商品の特性に合わせて独自にシステムを構築したいというニーズにも応えることができる。
また、Excelで運用している受注・出荷管理や在庫管理などをリアルタイムで通知し、ネットショップおよび実店舗を含む各店舗の在庫状況を一時的に把握できる機能や、それぞれの会社独自の貯票を出力可能にする機能など、運営するネットショップに合わせた機能カスタマイズが可能だ。
さらに、ネットショップに必要な基本機能は全てASPで標準提供するため、ユーザーは必要に応じて外部システムの調達、独自に必要な機能のカスタマイズをGMOメイクショップに依頼するだけでよいため、フルスクラッチで構築するよりも投資コストを大幅に抑えることができる。
なお、サービス利用における初期費用は10万円~で月額費用は5万円~とのこと。
今回のサービス統合は、昨今の独自機能のカスタマイズに対する需要の高まりを受けたものだ。従来MakeShopでは、月商100万年以上を目指すショップ向けの「プレミアムショッププラン」と商品数1万点を超える中規模以上のショップ向けの「カスタムMakeShop」(最上位プラン)のに加え、MakeShopをベースにしながらも基本機能では足りない部分をクラウド環境でカスタマイズする「カスタムMakeShop forクラウド」を提供している。セミカスタマイズ型独自のメリットをよりわかりやすく訴求し、今後カスタムのニーズが高まると予測される層への包括的な対応を狙った上位プラン統合だ。