デジタルビジネス支援を行う、海外SaaS商社の株式会社ギャプライズは、2025年1月国内ネット通販事業者のECサイト表示速度ランキングを発表した。
LCPについて
LCPとは、Largest Contentful Paint(最大視覚コンテンツの表示時間)の略で、Googleが定めたCore Web Vitals(ウェブの重要指標)の1つを指しており、ウェブページを開いてから、画面の主要な部分(一番大きな画像や見出しのテキスト)が表示されるまでの時間を測定したものとなっている。つまり、LCPの値が小さいほど、ページの主要コンテンツが素早く表示され、ユーザーにとって読み込み速度が速く感じられるということだ。さらに、Googleは、LCPの基準値を定めており、ページの読み込み開始から2.5秒以内にLCP要素が表示されればユーザー体験は良好で、4秒を超えるとユーザー体験が低いと判断される。また、ルノー社の改善事例によるとLCPは1秒未満までその改善効果が得られることがわかっている。
ランキング結果
調査対象となった279サイトのうち、約72.4%(202サイト)がLCP2.5秒以内を達成し、前回よりも約5ポイント増加していたことから、多くのECサイトが表示速度の重要性を認識し、積極的な改善を行っていたことが分かる。また、上位サイトは全てLCP値が1.1秒以下と、Googleの推奨値である2.5秒を大きく下回る優れたパフォーマンスを示してるのに加え、Amazon(1.776秒)より速い国内サイトが101も存在することが明らかとなった。
株式会社ギャプライズについて
ギャプライズは2012年以降、世界各地から革新的なテクノロジーを見出し、提案し続けることで差別化を目指してきた。また、2023年にはGoogleオプティマイズサービス終了に際し、公式推奨される3つのABテストツールを国内で唯一取り扱い、2024年2月からはサイトスピード改善ツールを複数取り扱うサービスを開始するなど、特定のテクノロジーの紹介にとらわれない、クライアントのニーズに応じた多様な選択肢を提供できるSaaS商社としての取り組みを実施している。ギャプライズは先進テクノロジーの導入やコンサルティング業務を通じて、市場分析、認知や獲得を目的としたオンライン集客、サイト内ユーザー体験の最適化、コンテンツ管理、プロジェクト管理、AI技術など幅広くクライアントの課題解決を行いながら、ビジネス成長を加速するための伴走を続けていくとのこと。