グローバルコマースをリードするShopifyの日本法人であるShopify Japan株式会社は、日本を含むオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、スペイン、英国、米国の9か国で、18,000人の消費者を対象に、2024年のブラックフライデー・サイバーマンデーや年末商戦に関する意識調査を実施した。



調査結果

 

日本での年末商戦で買う予定の商品を尋ねたところ、最も多かったのは「食べ物・飲み物」で、59%にのぼっており、さらに飲食分野は、BFCM期間中に購入予定のジャンルの中でも55%と最も多い結果だった。次に多かった買い物ジャンルが「アパレル」で、42%がセール期間中に衣類を購入する予定と回答していた。次いで3位は「エレクトロニクス」で22%、4位は「健康・美容分野」で20%となっていたことから、日常的に必要な「食べ物や洋服」にお金をかけようとしている人が多いことが分かった。

 

 

「若年層の購買行動に影響を与えるソーシャルメディア」について質問すると、1位は「Instagram」で49%と約半数、2位は「TikTok」で42%、3位が「YouTube」で41%となっていた。その一方で、年齢が上がるにつれてこの傾向は下がり、35~44歳の消費者ではInstagramでの購買は24%、TikTokでの購買は14%に留まっていた。なお、Shopifyが今年実施した調査「事業者の実態調査」によると、最も重要なマーケティングチャネルとして、62%の事業者が「SNSで自然に獲得できたアクセス(オーガニックソーシャル)」による販売と回答しており、ソーシャルメディアでの購買に関する重要性が高まっていることがうかがえる。

 

 

消費者が求める機能やテクノロジーに関しては、時間やお金の節約に役立つ実用的なツールが関心を集めている。特にこの1年間で最も利用されたのは「価格比較ツール」の44%で、続いて「リアルタイム注文追跡」の17%、「モバイルアプリ」の16%という結果だった。一方、空間コマース、チャットボット、バーチャルリアリティ・拡張現実などの機能の利用者は3~4%とまだ少ないものの、18〜24歳の若年層では、これらの機能を利用する割合がそれぞれ10~11%ほどの割合を占めており、新たな機能の利用が増加傾向にあった。

 

 

Shopifyについて

 

カナダのオンタリオ州オタワで創業したShopifyは、起業家から中堅中小企業、大手企業まで、あらゆる規模の小売業のコマースの立ち上げからマーケティング、事業拡大、運営までを単一のプラットフォームで実現している。また、スピード、信頼性、セキュリティを重視した設計のプラットフォームとサービスにより、オンラインや実店舗、あるいはその融合された場所でも、世界中の顧客に寄り添った、満足度の高い買い物体験ができる。

今後、Shopifyでは年末商戦におけるオンラインショッピングの需要の高まりに対応しながら引き続き事業者の事業拡大のためのサポートを行っていくとのこと。