フラー株式会社は、アプリ市場分析サービス「App Ape」で蓄積するデータをもとに、アパレル製造・小売アプリやファッション通販アプリなどファッションアプリの動向や特徴をまとめた「ファッションアプリ市場レポート2024」を公開した。



調査結果

 

ファッションアプリのアプリ数、起動回数、利用時間などの基本データをみていくと、ファッションアプリのアプリ数は200個で、全てのアプリのうちファッションアプリが占める割合は約0.5%とわずかだった。また、1日におけるファッションアプリの平均起動回数は2.2回、平均利用時間は3.9分となっており、隙間時間にさっと目を通す程度の人が多いようだった。

 

 

ファッションアプリでMAU(1か月あたりのアクティブユーザー数)が一定以上のものを対象に、10の都道府県において各県別MAUの大きい順にまとめられたランキングをみていくと、10の都道府県すべてで1位はUNIQLO、2位はジーユー、3位にはしまむら、ZOZOTOWN、ドットエスティがランクインしており、比較的安価で手に取りやすいブランドが人気のようだった。

 

 

ファッションアプリのMAUトップ80を主要な業種やジャンル別に6つのグループに分類したところ、ファッション関連アプリはアパレル製造・小売アプリやファッション通販アプリ、コーディネート提案アプリなど多岐にわたり、ユーザーのニーズに応えるために各サービスが進化していることがうかがえた。

 

 

App Apeの概要

 

フラーが提供するApp Apeは、スマホアプリの実利用データをもとに、アプリのユーザー動向に関するデータを提供するアプリ市場分析サービス。テレビにおける視聴率情報のスマホ版のような位置付けで、アプリが「いつ・誰に・どのくらい」使われているかといったデータを確認できる。アプリのユーザー動向以外にも、アプリストア情報やユーザーの属性情報など横断的なデータも提供しており、市場・競合調査を始めとするアプリの企画・マーケティングに幅広く活用可能となっている。

 

 

フラー株式会社について

 

フラー株式会社は「ヒトに寄り添うデジタルを、みんなの手元に。」をミッションに掲げ、フラーが持ちうる全てのプロフェッショナル領域でアプリやウェブなどデジタルにかかわる支援を行う「デジタルパートナー事業」を積極的に展開。また、「デジタル領域全般で頼られる存在」として顧客に寄り添い、課題解決や事業成長に貢献している。