京東商城(JD.com)を運営する京東集団は、2018年11月5日より上海市で開催されている「第一回 中国国際輸入博覧会」の開催期間(2018年11月5日~10日)において、約1,000億元(約1兆640億円)相当の海外製品を仕入れることを発表した。
京東は、中国国内製品だけでなく海外製品の輸入輸出にも注力しており、2016年から2018年の海外商品の取扱数の伸び比率は150%以上だ。また、京東の海外商品を購入するユーザー数も2016年から2017年で37.1%増加しているなど、取扱数・ユーザー数ともに拡大を続けている。
中国国債輸入博覧会は、中国で初めて輸入をテーマに開催される国際展覧会だ。展覧会では各国の企業が中国に輸出したい商品を展示しており、172の国・地域から3,600社以上の企業が出店している。
そこで京東が主催したフォーラム(11月6日開催)では、「2018年中国輸入指南マニュアル」を発表。これまでの知見を活かして中国貿促会研究院(ACCPIT)と京東集団の傘下である京東‐中伝(中国伝媒大学)ビックデータ連合実験室が共同で行った。この発表では、今後の消費傾向、マーケティング、サプライチェーンなど多方面から中国市場を解析し、海外ブランドの「中国市場攻略」について紹介している。
これまで数多くの海外ブランドと提携し、中国市場参入のサポートを行ってきた京東は、今後も自社の技術開発に注力するとともに海外企業の中国市場への参入をサポートし、海外商品と中国消費者の確固たる架け橋になることを目指していくという。