楽天株式会社(以下、楽天)とAdRoll Groupは、「楽天アドロール株式会社(以下、楽天アドロール)」を設立することを最終合意した。新会社では、日本国内の広告主企業に世界水準のパフォーマンス広告プラットフォームを提供する。

 

楽天のRMPとAdRoll Groupの知見を合わせた広告ソリューションを提供

楽天はこれまで、広告関連マーケティングソリューションとして「Rakuten Marketing Platform(RMP)」の提供を行ってきた。約9,900万の楽天IDをはじめとするビッグデータを活用することで「認知」「興味関心」「リピート」「ファン化」など消費行動すべての段階に対応するフルファネルの広告関連サービスだ。具体的には購買データを軸としたソリューションRMP-Brand Gatewayや位置情報に基づく広告配信ができるRMP – Go! Spotなどが該当する。

 

<参考>

楽天が提供するマーケティングソリューションをRMPブランドに統一

楽天、位置情報に基づく広告配信により実店舗への集客を強化し、効果測定するサービスの提供を開始

企業ブランドサイトを楽天市場に設置可能なRMP-Brand Gatewayの提供開始

 

一方、AdRoll Groupは米国サンフランシスコを拠点とする、B2C専門のビジネスグロースプラットフォームだ。2007年に創業してから3,7000社以上の顧客企業をもち、3年前には日本に上陸、世界にオフィスを7拠点構えている。同社が注力しているのは、顧客インテリジェンス、顧客活性化、顧客評価のテクノロジーを搭載した製品群を通じて、広告主企業のビジネス成長を加速させることだ。

今回の新会社新設に関して楽天の副社長執行委員CROである有馬氏は「楽天市場の出店店舗や広告主企業は、楽天アドロールの商品を利用することで、デジタル広告キャンペーンについて限られた経験しかなくても、より直接的に統合型のマーケティングキャンペーンを生成することができるようになります」と述べている。

 

楽天アドロール株式会社では楽天のもつ膨大なビックデータと、世界で広告主企業のビジネス成長加速の注力するAdRoll Groupの知見が掛け合わさることによる効果的なデータ活用、提供をねらう。