CROOZ株式会社は、2018年2月9日に第17期第3四半期(平成29年4月1日~平成29年12月31日)の決済を発表。

同期決済短信によると、第3四半期連結会計期間のSHOPLIST事業の売上高は163億8300万円で昨年同期比で約9.6%増加となった一方、CROOZグループ連結での売上高は192億1300万円と昨年同期比で約17.9%減少という結果となった。また、営業利益は7億7,600万円(昨年同期比58.2%減)、経常利益は7億8,000万円(昨年同期比58.8%減)となった。

全体の売上高が減少した背景についてCROOZは、SHOPLIST以外の事業への投資を積極に行なったことによる損失の増加が約1億2,300万円あったことに加え、事業売却による売上高の減少に伴いインターネットコンテンツ事業(ゲーム事業)が約8,500万円の減益であった結果だとしている。

 

継続的な成長をみせるSHOPLIST

SHOPLIST事業の売上高は、163億8300万円と前年同期比で約9.6%の増加。営業利益は、8億6,200万円で約52%増だった。同社は引き続きSHOPLIST事業を高成長軌道に乗せるため、リピート率の改善に注力し売上高の拡大を図っていくという。また、当第3四半期連結会計期間のセグメントの利益率は5.7%(昨年同期比2.4%増)となり、利益率の改善が進んでいる。今後リピート率の改善が確認できた段階で積極的にプロモーション費用を投下し、物流強化、新規購入者のリピート率向上を通じて事業希望拡大の柱を創出していくという。

 

CROOZは今後、SHOPLISTを中心としたEC関連領域に人材や資源などの経営資源を集中させて集客力・販売チャンネル・ブランディング強化を行うことでSHOPLIST事業の成長に注力し、企業価値の向上に努めていく。

加えて試算を生かした新規事業やM&Aへの積極的な挑戦、CROOZ TRAVELIST株式会社やメディア事業を創出する株式会社Candleを通じ、第二・第三の事業の柱をすべく積極的に投資を推進していくとも発表している。