EコマースプラットフォームBASEの運営を行うBASE株式会社は2018年1月4日付けで決済事業部門を分社化、オンライン決済サービスPAY.JP及び決済アプリPAY IDを運営する新会社PAY株式会社を設立した。資本金は5,000万円。
PAY.JPとPAY IDとは
クレジットカード決済サービスのPAY.JPは、事業者がクレジットカード情報を扱わずに済むよう、入力されたカード情報をトークン化して管理できる仕組みを提供している。また、決済手数料は2.59%からで、ベンチャー企業向け特別プランや、NPO・寄付決済向けの特別プランを用意。Apple Payにも対応しているサービスだ。
一方、PAY IDは、QRコードによる決済が可能な支払いアプリだ。店舗での決済のみならず、個人間決済もできる。また、クレジットカード情報をPAY IDに登録するだけで、決済の都度クレジットカード番号やお届け先の情報を入力することなく決済を行うことができ、PAY.JPによる対応も可能だ。
<参考>
BASE Appsの「QRコード決済App」で対面販売でのQRコード決済が可能に
今回の分社化は、PAY.JPとPAY IDの事業拡大に伴い、事業・組織の強化とスピード感ある意思決定を目的に成された。PAY株式会社代表取締役CEOの高野氏は、世の中の価値交換をシンプルにすべく、両サービスの更なる拡大と改善を図る意向を示している。