楽天株式会社は13日、2017年第3四半期の連結決算を発表、国内EC流通総額は前年同期比13.7%増の8,559億円、成長率は前年同期比3.7%増の13.7%だった。
なお、楽天の国内EC流通総額は市場、トラベル(宿泊流通)、ブックス、ゴルフ、チケット、ブランドアベニュー、ドリームビジネス、ビデオストリーミング、ダイニング、ビューティ、マート、デリバリー、楽天ダイレクト、エナジー、カーライフ、楽天ペイ、クーポン、ラクマ、フリル、楽びん、Rebates等の複数のサービスの流通額を合算したもの。今年の国内EC流通総額では、昨年買収したフリルの流通額も合算されていることが昨年と異なる点である。
楽天市場への出店数も昨年同期比6.7%増と堅調に推移している。
また、売上収益額は 約1,006億円で昨年同期比30.1%増、営業利益額は約193億円で6.7%減となっている。
営業利益額が昨年同期に比べて減少している原因としては、C2Cビジネス等への投資によるものと説明している。ラクマは昨年同期比200%、フリルにいたっては昨年同期比590%と良好な結果となっている。
第3四半期決算説明会で、代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は「楽天ブランドアベニューのような、在庫については財務上持ってないが実質上管理している形態のサービス強化を始めとして、ラクマ、フリルなどのC2Cビジネス、Rebatesなどのアフィリエイトモール、ファッションの分野ではショップスタイルについては更に積極的に展開し、より多面的なEコマースサービスの展開を行なっていく。現在極めて順調に進んでいる。」と説明した。
<参考>
楽天、4月~6月の流通総額は前年度比15.2%増の約8,160億円
楽天の国内EC流通総額は13%増の7775億円【2017年1Qまとめ】