1月5日に北京で行われた中国郵政管理会議で報告された国家郵政局のレポートによると、2016年の郵政業務の総売上は7,401億元(約11.8兆円)、前年比45.9%増。収益は前年比50%増の4,005億元(約6.4兆円)にも達している。宅配便の個数は313.5億件、前年比51.7%増、世界で700億件といわれている半分近くを占めている、世界第一位の物流大国となっている。

日本国内の数値は国土交通省の発表によると2015年のデータではあるが前年比3.6%増の37.5億個となっているので、中国の昨年の物流量の多さと伸び率の凄まじさが分かる。

消費が伸びている農村地域へ郵送した荷物は80億件超で全体の25%を占めている。サービス全体で見ると、1日あたり2.5億人が利用し、顧客満足度は97.6%に達している。この物流サービスは中国のEC市場全体を支え、いまやEC市場規模は約4兆元(約64兆円)、小売業全体に占める割合は12.5%となっている。さらに、約20万人の雇用を確保したといわれている。

現在、園通中通申通韵逹順丰の中国の上場物流会社の市場価値は3,000億元(約4.5兆円)を超えている。

 

※当記事は中国メディア「cnBeta」の1/5公開の記事を翻訳・補足したものです。