企業のブランディングや商品PRの悩みを解決する「お絵かきムービー」の制作・開発を行う株式会社お絵かきムービー及び一般社団法人国際じぶんストーリー協会は、動画広告の重要性を示唆する市場調査を実施した。
調査結果
「動画広告をどのSNSでよく見かけるか」と質問したところ、「Youtube」で見かける割合が71%と圧倒的に多く、次いで「インスタグラム」で15%、「X(旧Twitter)」の9%、「TikTok」の5%という結果だった。Youtubeと比較すると、同じく動画を配信しているTikTokは少数となっている。また、Youtubeは通常会員であれば、動画の冒頭に広告が流れる仕組みのため、多くの人にリーチできていることが分かる。
印象に残りやすい広告を尋ねたところ、人の目を引くのは動きが伴う動画の方で83%となっており、一方で、静止画は17%にとどまった。静止画(イラストやポスターなど)もインパクトがあると印象に残る可能性もあるが、数秒で様々な情報を提供できる動画がやはり印象に残りやすいと考えられる。
動画広告の視聴時間について尋ねると、10秒以下が約8割(「10秒以下」と「5秒以下」の合算)とほぼを占めており、一方で「1分以上」は1%のみだった。このことから、動画でも最初の数秒でユーザーに印象付ける内容が好ましいといえる。また、この結果の背景として、Youtubeでも5秒後にスキップできる広告が多いため、5秒以下や10秒以下の回答が多くなったと考えられる。
実際に購入した方に対し、どんな商品やサービスを購入したのかと尋ねたところ、最も多かったのは「エンタメ」で44%、次いで「ビジネス」の16%、「サプリ・栄養食」、「スキンケア商品」、「洋服・肌着」が同率12%となっていた。
洋服類は実際に着ている人が見えることで、イメージがつきやすいため、購入に至ったという声が多く、化粧品やサプリは新しい商品や動画による説明が効果的だったと考えられる。また、最多だったエンタメ系は、比較的安価なものも多く、手が出しやすいのが大きいと思われる。