テクロ株式会社は、6月20日~7月7日にかけて、BtoB企業のマーケティング担当者50名を対象に、「マーケティング業務に関するアンケート」を実施した。

 

 

 

調査結果

 

BtoB企業のマーケティング担当者に、マーケティングの学習にかけた時間について聞いたところ、「10時間未満」が20%と最も多く、次いで「10~50時間未満」が18%、「200時間以上」が16%だった。また、「わからない」と回答した企業を除き、BtoB企業のマーケティング担当者の1/3は、現場で学んでいく以外の学習時間を持てていないことがわかった。

 

 

 

マーケティング担当者にWebマーケティング施策を導入後、売上に良い影響があったか聞いたところ、42%が「とてもそう思う」、38%が「そう思う」と回答し、80%の担当者がWebマーケティング施策が売上に効果的であったと回答した。

 

また、マーケティング担当者に新規リードの獲得状況を聞いたところ、「わからない」と回答した企業を除き、40%の企業がリードの7割以上をWebマーケティング経由で獲得していることが明らかとなった。一方で、「0割」や「1・2割」が約25%と、Webマーケティングをリード獲得に活用できていない企業も多く、2極化していた。

 

 

マーケティング担当者にWebマーケティング施策を導入後、営業活動に良い影響があったか聞いたところ、30%が「とてもそう思う」、46%が「そう思う」と回答し、76%の担当者がWebマーケティング施策が営業活動に効果的であったと回答した。

 

さらに、営業活動にあった良い影響を具体的に聞いたところ、1位が「問い合わせが増えた」で58%、2位が「営業効率があがった」で47%、3位が「アポイント数が増えた」で42%と、Webマーケティング施策の導入が営業職の負担を減らし、問い合わせ数を増やすことにつながったと感じている担当者が多かった。

 

 

 

まとめ

 

今回のアンケートでは、Webマーケティングの導入によって、売上と営業活動の両面で効果を感じているBtoB企業が多いことがわかった。とはいえ、企業が0からWebマーケティングを始めるには、「即戦力かつ社内にないノウハウを持ってきてくれるような人材」が必要になるものの、そういった人材を獲得するのは容易ではない。そのため、マーケティング自体を外注するか、外部の研修などを受けながら徐々に内製化していくことが求められていくと考えられる。

 

 

テクロ株式会社の概要

 

テクロ株式会社は、「テクノロジーを使って企業間がスムーズにつながる共創社会を作る」をミッションに掲げ、BtoB企業向けにWebマーケティング支援を行っている。また、企業がWebマーケティングを行う上で直面するノウハウ・リソース不足を解消するため、オウンドメディアの運用を中心にコンテンツマーケティング支援を行う、「マーケティング実働型支援」と、BtoBマーケティング人材の育成をeラーニング・コンサルティングにて支援する「マーケティング内製化支援」の2つの事業を展開している。