フランスの首都パリ市は、デジタル化された「スマートシティ」であることを証明する戦略の一環として、Snapchatフィルターを使用したファッションウィークキャンペーンをスタート。

 

本プロジェクトは、デジタルイノベーションエージェンシーであるIRM社と共同で企画され、「イノベーション(革新)」をフランスの主要政策に位置付けるために、Emmanuel Macron仏大統領の意向を反映させたものである。

 

「他のソーシャルメディアプラットフォームと比較して、Snapchatを活用したキャンペーンや投稿されるコンテンツ は、”よりありのまま”で、”荒削り”でなければならない。 Snapchatは、楽しく、真正で、刹那的で、パーソナルであるからこそ、パリファッションウィークのようなイベントのプロモーションに最適である」と語ったのは、IRM社のジョイントマネージメントディレクターであるValérie Bozzetto氏だ。

 

キャンペーンでは、多様なスタイルのSnapchatフィルターについて、A/Bスプリットテスト(複数の案のどちらがより効果的か何度も試行して定量的に決定するテスト手法)を実施し、ビュー数とシェア数の結果に基づき、日毎の予算を調整。最も効果が高いフィルターを検証する。さらに、オーディエンスフィルター(特定の属性のユーザーをターゲットとするフィルター)とジオフィルター(特定の場所のみで使用できるフィルター)を組み合わせて、最大数の観光客とパリ市民へのリーチを目指すという。

 

まずは、5つのSnapchatオーディエンスフィルターがパリでリリース。パリファッションウィークは、2018年2月27日から3月6日までの開催だ。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の2/27公開の記事を翻訳・補足したものです。