欧州連合(EU)加盟8か国の販売業者は、まもなくTikTok Shop(動画やライブ配信を視聴しながら見つけた商品をアプリ内から直接購入できるTikTokのEC機能)を通じて英国の消費者に商品を販売できるようになる。逆に、販売業者は近く、欧州大陸の消費者にも商品を販売できるようになる。
TikTok Shopは近年、欧州での存在感を大幅に拡大している。たとえば6月中旬には、オーストリア、ベルギー、オランダ、ポーランドでサービスを開始した。販売業者がひとつのアカウントで複数の欧州市場へ同時に商品を出品・販売できる機能である「Sell Across Europe」のローンチにより、同プラットフォームは欧州全域を網羅するマーケットプレイスへと進化し、販売業者は欧州12か国の消費者にリーチできるようになった。このEU域内サービスを利用することで、販売業者は商品説明を簡単に現地語にローカライズすることができる。
英国におけるTikTok Shop
ベルギー、ドイツ、フランス、アイルランド、イタリア、オランダ、ポーランド、スペインの販売業者は、まもなく英国の消費者に商品を販売できるようになる。英国ではTikTok Shopが約5年間運営されており、30万以上の中小企業が同プラットフォームを利用している。選定されたEU域内の販売業者を対象とした試験的運用は9月21日に開始され、その後10月19日に本格的にサービス展開される予定だ。
「販売業者による発送(Ship by Seller)」は英国向けの唯一の配送オプションとなる。
英国の顧客に商品を販売するには、EU加盟8か国の販売業者は自ら商品を発送しなければならない。「配送業者の選定、配送料の支払い、そして配送に問題が発生した場合の顧客対応もすべて販売業者自身が行う必要がある」とTikTok Shopは説明している。さらに、販売業者は対象となるEU市場においてすでにTikTok Shopを利用しており、直近の販売実績があり、アカウントの状態が良好で、多額の未払いのマイナス残高がないことが条件となる。
英国から欧州へ
一方、TikTok Shopでは、英国の販売業者がTikTok Shopを通じて欧州大陸の消費者に商品を販売できるようになる。これにより、販売業者は「Sell Across Europe」ネットワークに参加している12か国の顧客にサービスを提供できるようになる。販売資格は、販売業者の現在のアカウント状況と実績をリアルタイムで評価して決定される。
※当記事は欧州メディア「Ecommerce News Europe」の9/7公開の記事を翻訳・補足したものです。