ソフトウェアとプロフェッショナル人材の力でマーケティングの民主化を目指すノバセル株式会社は、全国の事業会社でマーケティング業務に従事する会社員500名を対象に、「マーケティング業務における課題と、AI活用に関する実態調査」を実施した。



調査結果

 

AIをすでに導入している企業の割合は、全体の約3割だったが、導入検討と合わせると、72.6%となり、AIに関して前向きな回答が多かった。また、年間売上1,000億円以上の規模の企業においては、導入済みあるいは導入を検討中と回答する割合が32.8%で、売上1,000億円未満の企業に比べて高い傾向となっていた。

 

 

AIを導入している企業のマーケティング担当者に、現状のAI活用に関する課題を聞いたところ、「セキュリティ、情報漏洩」が39.9%と最多、次いで「社内リテラシー不足」が39.4%、「制度の低さ」が38.3%、「カスタマイズ性の不足」の28.7%が回答上位に挙がっていた。上位3つは僅差となっており、特に課題と感じている人が多いようだった。

 

 

「AIを活用して、マーケティング業務のどの領域を強化したいですか」の質問には、「分析・インサイト抽出」が43.6%で1位となり、2位には「レポート作成」の34.8%が続いた。時間のかかっているマーケティング業務のランキング1位の「戦略策定・立案」は、AIで強化したい業務としては4位だった。このことから、AIを活用しようとする領域は作業ベースの実務であり、戦略に関してはAIに任せないで、人が携わっている現状がうかがえた。

 

 

「貴社でAI活用を推進する上で今最も必要だと感じている支援はなんですか?」と尋ねたところ、「最適なツール選定や導入支援に関するサポート」が27.4%と挙げた人が圧倒的に多く、AIに詳しい専門家による支援が求められていることが分かった。続いて「データ整備・基盤構築サポート」が18.4%、「具体的成功事例やユースケースの提供」が18.0%となり、既存業務とのつながりや導入にあたって具体的な事例の提供が求められていることも明らかとなった。

 

 

ノバセルについて

 

ノバセルは、AI技術とマーケティング専門人材の知見を融合した「AIエージェンシー」で、AIを活用して、戦略立案からクリエイティブ制作、効果分析までのマーケティング活動を一貫して支援している。また、事業会社発の視点でマーケティングの無駄を省き、本質的な価値創造に集中できる体制づくりも実現している。