ショッピングカートは、ECサイト・ネットショップを開店する際に手軽に利用されるサービスだ。一般的にはASP型(ネットワーク上でサービス環境をまるごと提供する形式)で提供されるため、“カートASP”とも呼ばれるショッピングカートASPのメリットは4点挙げられる。

  • 初期・運用の費用が非常に安いこと。
  • 申込むとすぐに(早いもので数分で申込が完了)サービスを利用できること。
  • ブラウザベースでサービスを利用できるため利用環境を問わないこと。
  • バージョンアップ、メンテナンスなども適宜対応してもらえること。

このようにシステム的な側面から見ると、費用も安く手軽に開始でき、常に最新のバージョンを利用できるといういいことばかりのサービスといえる。また柔軟性が低いというイメージがあるが、最近のショッピングカートASPサービスは競争も熾烈になっており、各サービスともありとあらゆる機能が提供されていて、基本的なECサイトに関する施策について出来ないことはほとんどないと言ってもいいだろう。

しかし、大手のモールなどと比較すると、集客面では圧倒的に劣る。また、キャンペーン施策などの実施についても何から何まで手作りでの対応が必要であり、大手モールのようにモールの企画に乗るだけで一定の成果が期待できるキャンペーンとは大きく異なってくる。

最近のショッピングカートASPの傾向としては一般的な総合カート以外の、目的を絞ったカートが増えてきている。特にリピート通販に特化したカートが5つも提供されている。その他にも越境EC、オムニチャネル、BtoBなど、各目的に特化したサービスの提供が進んでいる。

それでは現在日本国内の市場に提供されている23のショッピングカートサービスを見ていこう。

 

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