CRM搭載のカスタマープラットフォームを提供するHubSpot Japan株式会社は、日本のマーケティング組織で働くビジネスパーソン計729名を対象に「日本のマーケティングに関する意識・実態調査」を実施した。
調査結果
「1年前の2023年11月と比較したとき、生成AIはマーケティング業務の役に立つようになってきたか」と質問したところ、「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」と答えた人の合計は全体の72.3%となっており、業務支援ツールとしての生成AIの評価はこの1年で高まっていることが明らかとなった。
「業務における生成AIの利用頻度」について尋ねると、少なくとも週1回以上業務において利用していると答えた人は全体の32.7%だった。一方で業務において生成AIをまったく利用していないと答えた人は全体の28.9%と約3割に留まった。また、週1回以上利用している人、まったく利用していない人の割合は、BtoB企業のマーケターとBtoC企業のマーケター別に見ても大きな差は見られなかった。
業務において生成AIを利用していると答えた人518名に「具体的に使用しているツール(複数回答)」について尋ねたところ、最も多かったのが「ChatGPT」で全体の73.9%となっており、次いで「Copilot」が28.4%、「Gemini」が15.4%という結果だった。さらに、ChatGPTについては利用者のうち34.4%が有料版を使っていると回答。また、利用ツールについてもBtoB企業のマーケターとBtoC企業のマーケターの間に傾向の大きな差はなかった。
「マーケティング業務の中でストレスを感じていること(複数回答)」を選択式で聞いたところ、1位が「情報収集の時間が足りないこと」で28.5%、2位が「単純作業に時間が取られること」で27.7%、3位が「欲しいレポートをすぐ作成できない(数字に加工が必要など)」で25.1%という結果となった。同時にこれらの3領域について「生成AIを使えば解決できるかもしれない」と答えた人はそれぞれ66.8%、71.3%、67.8%となっており、生成AIを活用することで解決できると期待している人が多いようだった。
HubSpot Japan株式会社について
HubSpot Japan株式会社は米国に拠点を置くHubSpot Inc.の日本法人として、2016年に設立された。また、提供するカスタマープラットフォームにはクラウド型のCRM(顧客関係管理)および人工知能(AI)が搭載されており、プラットフォーム全体にわたって「使いやすさ、即効性、オールインワン」を特徴としている。他にも、企業の各成長フェーズのニーズに合わせて柔軟に拡張することが可能で、現在世界135カ国以上で約238,000社に導入されている。