TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社はZ世代に向けた新たな店舗送客の手段としてメタバース空間を活用し、イオンリテール株式会社の夏のキャンペーンとしてメタバース空間とリアル店舗を連携した施策を実施する。


これにより、エンタメ空間を構築することで、メタバースからイオンリテールへZ世代の店舗送客を実現する。


連携に至った背景

 

TOPPANは中期経営計画の目指す姿を「Digital&Sustainable Transformation」として顧客のDX支援を重点事業として推進している。また、社会の急速な変化に対応するため、TOPPANは顧客のビジネス変革に伴走することで、マーケティングDXの実現を目指している。

一方、イオンリテールでは、これまでまでZ世代を中心とした顧客との新たな接点を模索している状況だったが、この課題に対しTOPPANは、顧客のマーケティングDX支援において、Z世代に向けた様々なCX施策を提供してきた知見をもとに、今回メタバース空間を活用して、店舗送客をはじめとした各種プロモーション施策を展開することとなった。これにあたり、Z世代に魅力的なメタバース空間を構築するため、TOPPANはメタバースプラットフォームとしてクラスター株式会社が運営する「cluster」を選定。クラスターと連携し、魅力的なゲームを楽しめるエンタメ空間を構築することでイオンリテールへのZ世代の集客を目指していく。

 

 

今回のプロモーションの特長

 

「メタバースイオン」は、「夏祭りエリア」と「イオン店内エリア」の2つのワールドで構成されており、2つのゲームを楽しむことが可能だ。また、これまで課題であったメタバースからの店舗送客を実現するため、「イオン店内エリア」内には、期間限定で配布している対象店舗で使用可能な「値引クーポン」や、人気VTuberの描き下ろし壁紙を入手するための合言葉が掲出。メタバース上で見つけた合言葉を、特典受け取り対象店舗からしかアクセスできないWebサイト上で入力することで、Z世代に人気のVTuberの限定描き下ろし壁紙を特典としてダウンロードできる仕掛けを展開し、若年層の店舗送客を実現する。

 

 

今後について

 

TOPPANは、これまで培ったプロモーション、デジタルマーケティングの知見を生かし、新たな顧客接点としてメタバースの活用を引き続き支援する予定だ。また、今後もメタバースを活用し、デジタルとリアルを融合させたOMOマーケティングの支援も行っていくとのこと。