先週発表されたAIを活用したマーテック製品、プラットフォーム、機能を紹介する。

先週(8月28日の週)、主に米国でリリースされた、AIを活用したマーケティング・テクノロジーは以下の通りだ。


OpenAIの「ChatGPT Enterprise」は、エンタープライズグレードのセキュリティとプライバシー、GPT-4(Generative Pre-trained Transformer 4)への無制限の高速アクセス、より長いコンテキストウィンドウ、APIを使用するための無料クレジットを提供するビジネスグレードのAIチャットボットだ。また、この製品は高度なデータ分析機能を備えており、特定の組織のニーズに合わせてカスタマイズすることも可能である。


Xactly(クラウドベースのエンタープライズソフトウェアとサービスを提供する米国のSaaS企業)の「AI Copilot」は、企業の収益プロセスの管理と最適化を支援するものである。この製品は、営業、報酬、財務の専門家に洞察と分析を提供してくれる。具体的には、営業担当者はパフォーマンスに関するインサイトと分析を簡素化でき、収益管理リーダーは成果報酬の最適化が可能に。モチベーションを高める報酬プランを設計できるようになる。


SOCi(複数拠点を持つ企業向けに主要なコマーケティングクラウドを提供する米国企業)のAIを活用した「Genius Social/Engagements」は、複数拠点を持つ企業がソーシャルメディア上のあらゆるエンゲージメントに対して、パーソナライズされたオンブランドのレスポンスを迅速に生成できるよう支援するものである。この新しいソリューションは、同社の「Social(一体型ソーシャルメディアソフトウェア)」を拡張したもので、AIを使用して、地域のオーディエンスに共感され、ブランドの評判を保護する一貫性のあるカスタマイズされたエンゲージメントを作成してくれる。


Reticle AI(デジタル広告向けに感情分析AIを提供するカナダ企業)とAdelaide(デジタルマーケットプレイスを提供する米国企業)は、エンゲージメントを強化し、キャンペーン成果を最適化するために業務提携。Reticle AIの感情分類機能とAdelaideのアテンション測定ツールは、広告主がクリエイティブ・メッセージを感情に合致したデジタル・コンテンツに整合させ、より良い反響とエンゲージメントを実現するのに役立つ。また、広告主は成果を測定し、コンテンツや配置を微調整することで、注目を最大化し、無駄を最小限に抑えることができる。


Nylas(企業向けにメールや連絡先を構築するためのアプリケーションプログラミングインターフェイスを提供する米国企業)のChat GPT向け「Email by Nylasプラグイン」により、開発者はOpenAIの大規模な言語モデルを使用してインテリジェントな電子メール統合を構築できるようになる。Nylasの「Email API」とOpenAIのGPT-4を組み合わせたこの製品を使うことで、開発者はパワフルなメールアプリケーションを構築できる。また、メールデータを検索、フィルタリング、分析したり、メールを生成、送信したりすることができる。


Habu(マーケティングデータオペレーティングシステムを提供する米国企業)はGoogle Cloudと提携し、データ・クリーンルームにジェネレーティブAIを導入した。これにより、企業やそのパートナーは、より迅速かつ容易にデータ・クリーンルームを導入できるようになる。ジェネレーティブAIは、データからインサイトを発見し、分析機会を提供し、ユーザーとの対話を強化するために使用することができる。これにより、企業はデータからインサイトを得やすくなり、パートナーとのコラボレーションが容易になる。


Nagarro(ドイツのデジタルエンジニアリング企業)の「Genome AIプラットフォーム」は、顧客のデジタルエクスペリエンスをパーソナライズする。このプラットフォームは、AIを利用したNagarroのビジョン、「Fluidic Enterprise」の顧客対応部分を提供するために構築されたものである。このプラットフォームは、「Fluidic Enterprise」ビジョンにおける従業員向けエクスペリエンスを提供する「Ginger AI(チャットボット)」に加わる。


Bloomreach(クラウドベースの e コマース エクスペリエンス プラットフォームを提供する米国企業)の「Bloomreach Clarity」は、AIを使って買い物客にパーソナライズされた商品知識を提供する会話型ショッピング製品である。ウェブサイト、チャット、SMSなどのチャネルに統合できるこの製品は、買い物客の意図を理解し、パーソナライズされた商品のお勧めを提案することができる。企業は「Bloomreach Clarity」を商品カタログに直接接続することができ、買い物客は関連商品や情報をリアルタイムで見ることができる。


※当記事は米国メディア「Martech」の8/31公開の記事を翻訳・補足したものです。