2022年8月、博報堂と資本業務提携を行い、博報堂が蓄積している様々なマーケティングナレッジやソリューションとOniGOのクイックコマースシステムを掛け合わせた新たなマーケティング事業「Q-MEDIA®」を今回正式リリースする。


これにより、サービス状況や顧客行動が把握でき、新商品開発から販促までの特徴を生かしたマーケティングメニューを提案することが可能となる。

 

 

Q-MEDIA®開発の背景

 

近年、世界的にプライバシー保護法が強化され、サードパーティクッキーの廃止が規定路線となっており、店舗やECサイトを広告媒体として提供する「リテールメディア」が注目されている。そのため、多くの広告予算が配分されるなど、広告媒体価値が急速に高まっている。

そのような状況下でOniGOは、2022年8月、博報堂と資本業務提携を行い、博報堂が蓄積している様々なマーケティングナレッジやソリューションとOniGOのクイックコマースシステムを掛け合わせた新たなマーケティング事業「Q-MEDIA®」を共同開発することを公表した。

さらにその後は、大手食品・飲料メーカーや、D2C事業者とPOCを重ねた結果、自然購買者の行動情報を1st Party Dataとして保有する強みを生かしたマーケティングツール・販促広告メニューを構築し、「Q-MEDIA®」を正式リリースするに至った。

 

 

Q-MEDIA®の概要

 

Q-MEDIA®は、生鮮食品から日用品まで様々な商品を注文から最短10分で届ける専用スマホアプリで、自社で採用している配達員などのスタッフ、商品を実際に喫食・利用したユーザーのインサイトを分析できるヒアリングデータ、購買傾向を分析できる併売データ、リアル店舗を活用したサイネージメディア・店頭支援など、OniGOのオンライン・オフラインチャネルを活用し、さらに博報堂による統合型データドリブンマーケティングが実現できるマーケティングツール、販促広告メディアとなっている。

他にも、ユーザーの性別や年齢、買い物の傾向や一緒に買った物など、購買者の購買行動によるデータを取得・分析することで、より精緻な顧客インサイトを取る「能動的サンプリング」手法や、Qコマースの特性である「即時配達」、注文された商品を使ったレシピによる「レシピ売り」など、新商品開発から販促まで特徴を生かしたマーケティングメニューを提案している。また、購買傾向を分析できる併売データとリアル店舗を活用し、サイネージメディアを組み合わせた販促支援など、クライアントの要望に合わせた施策メニューをカスタマイズすることも可能だ。



OniGOの概要

 

最短10分、当日中に食料品や日用品を届けるネットスーパーを展開。また、OniGOのクイックコマースは、早く届けるだけでなく、子育て世代を応援するお得なキャンペーンや、バイヤーが選りすぐった商品との新しい出会いといった、ユニークな買い物体験の実現を目指している。


今後も、OniGOは、広告主、リテール事業者、ユーザー、それぞれにとって最適な販促メニューを開発し、クイックコマースを中核にしたリテール業界のDX推進に取り組んでいくとのこと。