EC に特化したノーコードツール「TēPs」を開発・提供するテープス株式会社は、サイボウズ株式会社のオフィシャルパートナーに認定された。
これにより、サイボウズのオフィシャルパートナーとしては初めて、EC の主要サービスとkintoneを連携するクラウドサービスを提供する企業となった。
認定に至った背景
EC事業において、kintoneは売上実績の集計や分析、商品マスタの管理などに使われているが、kintoneとECモールやOMS とのAPI 連携は十分とはいえず、また連携するためのシステム開発の難易度も高く多額の費用がかかるという課題があった。
そこで、これらの課題を解決するため、2022 年にTēPsはkintoneのレコード登録・取得・更新の機能をリリースし、kintoneとOMSやEC モールとのデータ連携を、システム開発をすることなく自動化できるようにした。
サイボウズ社からのコメント
サイボウズ株式会社は、「テープス株式会社とオフィシャルパートナーとしての協業を開始し、テープスが提供する EC 特化ノーコードツール「TēPs」とサイボウズの業務改善プラットフォーム「kintone」が連携できることを心より歓迎いたします。「TēPs」と「kintone」の連携により、EC 業界におけるkintoneを利用するお客様の満足度が向上されることを期待しております。今後もさらなるパートナーシップ構築に勤しみ、お客様に最適なソリューションをご提供いたします。」と述べた。
「TēPs」と「kintone」の概要
kintoneとは、25,000社以上が利用しているサイボウズの業務改善プラットフォームで、ノーコード・ローコードで簡単に素早く業務アプリを作成できるため、日々変化する業務にあわせて、現場主導で継続的に業務改善できるクラウドサービス。主な機能として「データベース + ワークフロー+ コミュニケーション」の特性があり、顧客管理、出張申請、業務日報など幅広い用途で活用されている。
一方、TēPsは、APIを介して ECモール、受注管理システム、Googleスプレッドシートやチャットツールなど、日々の業務で利用するさまざまなサービスや機能を自由に組み合わせ、プログラミングの知識や経験がなくても、自社独自の業務を自動化するツールをつくることができる。
今後テープス株式会社は、今回のオフィシャルパートナー加盟をきっかけに、サイボウズや他のパートナー企業とより緊密な連携を行うとともに、EC 事業者がkintoneを活用しやすくなり、業務効率化や売上拡大ができるように貢献していくとのこと。