インアゴーラ株式会社は、中国で1日6億人が利用する短尺動画プラットフォーム「抖音(Douyin)」にて、鄭州に5ルームを有する常設店舗型ライブルーム基地を開設し、常時ライブコマースの配信を本格始動する。

 

今回、鄭州での合計5ライブルーム基地の増設拡大により、様々なシーンの常設店舗型ライブルームを最大5ルームで同時配信することが可能になる。

 

 

始動するにあたっての背景

ライブコマース市場の高まりの中、中国では、抖音(Douyin)のEC事業参入により、新たな動画コンテンツによるライブコマースが大きく成長している。従来の検索による文字情報から商品を購入するスタイルから、リアリティとインタラクティブ感のあるライブコマースへとシフトし、コロナ禍による巣ごもり需要の高まりでその成長がさらに加速し、中国のeコマースにおいてライブコマースが大きなトレンドとなっている。

このような状況を踏まえ、インアゴーラは、2021年4月上旬よりテスト運営として自社の常設店舗型ライブルームを開設し、ドラッグストア風のスタジオセットで、中国時間の原則18時から26時までの8時間、3名のライブスタッフによる交代制で毎日ライブコマースを配信した。この運用期間を経て、一定の成果と手ごたえを得られたことから、今回、本格始動と共にライブルームの多ルーム展開に至った。

 

 

ライブコマース

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ライブコマースでは、実際に商品を紹介し、利用者からの質問にリアルタイムで答えながら双方向的なコミュニケーションにより進行することで、視聴者は購入前に情報不足や悩みを解消できるため、お客様への安心感・満足度が高く、ファンの育成にも繋がる。また、異なるシーンに応じた日本商品をコンセプトに沿った常設店舗内でライバーが紹介することで、商品に対する理解が深まり、認知度拡大とブランディングの浸透にも影響する。

 

 

今後の展開

今回テスト運営で開設した、常設店舗型ライブルームでのライブ配信で大きな反響があった。そこで、今後はこのノウハウを活かし、鄭州にて開設する5ルームの常設店舗型ライブルーム基地に加え、同時に東京・北京・杭州でもサテライト型の常設店舗型ライブルームを開設し、ライブルームグループを組成する。各常設店舗型ライブルームでは、デパートの化粧品売り場のようなビューティー中心のライブルームや日本酒販売に特化した酒専門ライブルームといったライフスタイルを提案し、異なるシーンで日本商品を専門的に紹介するライブルームとして運用することで、より効率的な集客と販売に繋げてく。

インアゴーラは、今後もより多くの日本商品を中国のお客様に紹介し、日本の商品とライフスタイルを楽しんでいただく場をお届けします。