Amazonは、英国におけるAmazon Business Primeのサービスの開始を発表した。この新しいサービスは、一社につき一つのビジネスアカウントの登録が可能で、翌日配送や当日配送、指定日配送など、有料会員制プログラム「Prime」ならではの配送特典が無制限で利用できるというもの。
Amazon Business Primeを利用すれば、英国企業は購買実績を可視化し、自社の購買方針へのコンプライアンスを向上させるポリシーを設定し、予算を最大限に活用することができるという。今回のアナウンスは、2019年のAmazonプライムデー(Prime会員用のセール)が7月15日、16日に開催されるという告知に続いて発表された。
英国でのAmazon Businessは2017年に開始
2年以上前、Amazonの法人向けサービスAmazon Businessは英国で開始された。そして現在、FTSE100社(ロンドン証券取引所における株価指数の算出に使われる会社)の半数以上と、同国の主な大学の80%以上が利用している。現在は、最大3ユーザーまで年会費約90ユーロプラスVAT(付加価値税)から始まるプランが設定されており、英国企業はAmazon注文時にその特典を受けることができる。
ほとんどのビジネス関連部分に追加機能
英国のAmazon Businessの責任者、Dave Brittain氏は次のように語った。「Business Primeに登録することで、Amazon Businessの豊富な商品セレクション、割引価格、購入体験のメリットを最大限享受することができる」。
さらに、「Prime会員のビジネスに関連するほとんどの部分において、新しい特典を提供し、いかなる形態、サイズの事業者組織に対しても、よりスムーズなビジネスを行うためのオプションを追加していく予定だ。企業の調達プロセスの透明性を高め、最終的に購買の総コストを下げることが我々の最終目標である」と述べている。
※当記事は欧州メディア「Ecommerce News」の7/4公開の記事を翻訳・補足したものです。