大手動画共有サービスYouTubeは、スウェーデンの音楽ストリーミング配信サービスSpotifyとApple(Music)の音楽ストリーミング業界における勢力に対抗すべく、2018年に有料制の音楽配信サービスの導入を計画していると報じられている。
ニューヨークの経済・金融サイトBroombergの報じた情報筋の話によると、世界3大レーベルの1つである米レコード会社Warner Music Groupは、すでにこのサービスと契約を結んでいるという。一方で、YouTubeは2018年3月に開始予定のこのサービスに先立って、Sony Music EntertainmentやUniversal Music Group、音楽配信著作権管理会社Merlin Networkと交渉を行っているとのこと。YouTubeはまた、このサービスのプロモーション支援をアーティストたちに働きかけている。
内部では「Remix」と呼ばれるこのサービスは、オンデマンドのストリーミング配信に、ビデオクリップのようなYouTubeの要素が組み込まれるようだ。
Googleは、2011年にオーディオ再生のみのストリーミング配信サービス「Google Play Music」を開始し、初めて音楽配信業界に参入。また2015年後半にYouTubeは、広告なしで観ることができる動画共有サービスYou Tube Redを開設。2017年夏には、これらGoogle Play MusicとYou Tube Redを合わせた新しい有料音楽サービスの計画が発表されている。
<参考>
【米国】Amazon音楽ストリーミングサービス「Music Unlimited」28カ国に新たに展開
※当記事は米国メディア「Mobile Marketing Watch」の12/8公開の記事を翻訳・補足したものです。