日本郵便株式会社は、ゆうグローバルエクスプレス(以下、UGX)による中国越境EC通関を用いた配送サービスを開始。レントングループ(UGXを実施するために日本郵政が出資した国際物流事業者)と、申通快递の日本法人である、株式会社申通エクスプレスジャパン(以下、STO)が連携することでサービスの提供開始が実現した。

UGXは従来の国際郵便サービスを補完する多彩な機能をプラスした国際宅配便サービスだ。関税元払いに対応しており、複数個口扱いにより配送コストを抑えることができる。また、国際郵便に対応してない大きいサイズの荷物や重たい荷物にも対応。郵便局が集荷するため、全国どこでも引き受けが可能だ。

今回UGXで利用可能なった中国越境EC通関とは、STOが提供する越境EC総合税による関税のことだ。国際郵便物に課せられる行郵税よりも税率が低い通関方法で、サービスの対象は、越境ECサイトで販売している事業者としている。

 

ECにおいて配送コストの削減はどの事業者にとっても課題となる。通常の国際郵便よりも低い関税率で利用することができる今回のサービスは、中国向け越境ECの事業者は注目すべきだろう。