韓国の総合家電・情報メーカーのLG Electronicsは、3月にアメリカの決済プラットフォームメーカーDynamic Incとの契約を締結した3か月後となる今月、遂にモバイル決済サービス「LG Pay」を発表した。

LG PayはLG社の本拠地である韓国内でのみリリースされ、(既に販売を開始している)スマートフォン「LG G6」の機種限定で対応。そのバージョンのアップデートに伴い、サービスの提供を開始するとのこと。

「我々はLG Payを通して、顧客の為に安全で便利な次世代のモバイル決済サービスのスタンダードを提供していく。LG Payで簡単に素早く、どこででもスマートフォンでの支払いができるようになる」とLG社MC製品企画部取締役のKim Hong-joo氏は語る。

このモバイル決済サービスは、まずはShinhan、KB、KC、Lotteの各カード会社を利用できるように対応し、9月までに韓国内全てのカード会社にまで拡大する予定とのこと。さらにポイントカードやモバイル上のカード、ストアカードなどを含む10種類までのカードを登録でき、交通の為の支払いも可能だ。

LG Payではセキュリティ対策の為、毎回指紋認証を要求し、暗号化されたカード番号にて支払い処理を行う。

今後LG社がモバイル決済サービスをLG G6以外の機種へ展開するのか、もしするのならいつなのか、または韓国外でも展開するのかなどの今後の予定に関しては、現時点ではまだ言及がなされていない。

 

※この記事は「Mobile Marketing Magazine」の6/2公開の記事を翻訳・補足したものです。