ChatGPT経由でのコンバージョン率は高かったものの、Googleのオーガニック検索からのコンバージョン数は、すべてのLLM(大規模言語モデル)を合わせた数の27倍に達した。

 

Googleアルゴリズムの専門家であるMarie Haynes氏が100のWebサイトを分析したところ、ChatGPTがもたらしたセッション数はGoogleのオーガニック検索のわずか0.62%にとどまった。この調査は、12か月分のGA4(Google Analytics 4)データと1億4,500万回以上のセッションが対象となっている。

他のLLMからの流入を加算すると、その割合はGoogleオーガニックトラフィックの0.73%にまで上昇した。これは、「Webサイト全体のトラフィック」の0.73%ではなく、「Googleオーガニックトラフィック」の0.73%である。

Haynes氏は、GEO(生成エンジン最適化)を「ディストラクション(邪魔なもの)」と呼んだ。現在のトラフィック数は同氏が主張する規模に関する指摘を裏付けているが、AI検索による可視性が今後どれほど重要になるかという長期的な疑問を解決するものではない。

現在でも、依然としてGoogleは圧倒的に多くのトラフィックを生み出している。マーケターは、この事実を念頭に置きつつも、AI検索が顧客のブランドや企業発見の仕方をどのように変化させる可能性があるかを無視すべきではない。


コンバージョン率は高いが、ボリュームは大幅に少ない

コンバージョンを追跡している55のサイトのうち、ChatGPT経由での訪問者の13.8%がコンバージョンに至ったのに対し、Googleのオーガニック検索経由での訪問者のコンバージョン率は3.02%にとどまった。

しかし、そのような高いコンバージョン率をもってしても、トラフィックの差を埋めることはできなかった。Googleのオーガニック検索からのコンバージョン数は、すべてのLLMを合わせた数の27倍にも達した。

「今日、実際に人々を企業へと導いているAI検索はChatGPTではなく、Googleである」とHaynes氏は記している。


ChatGPT
経由での利用者数増加は頭打ちに

調査対象のサイト全体で見ると、ChatGPT経由での参照トラフィックは2025年8月に指数関数的な増加が止まった。Haynes氏によると、その後、参照トラフィックは減少したという。

Haynes氏の分析には、規模の異なるWebサイトが含まれていた。ただし、具体的な報告対象期間、業界構成、コンバージョンの定義方法については明記されていなかった。また、この調査では、Googleのオーガニックトラフィックについての変化は測定されていない。


※当記事は米国メディア「MarTech」の10/22公開の記事を翻訳・補足したものです。