GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社は、『次世代EC開発プロジェクト』として、ECサイト構築SaaS「MakeShop byGMO」のシステムをフルリニューアルする。
これにより、現在利用中の11,000店舗、年間流通額3,000億円にも及ぶ取引を止めることなくプロジェクトを進行。段階的なリリースにより、新たな「MakeShop byGMO」へと刷新していく。
リニューアルの背景
GMOメイクショップは、2004年からECサイト構築SaaS「MakeShop byGMO」を提供開始し、現在は流通額において、ECサイト構築SaaS業界で10年連続No.1を達成するほどのサービスに成熟した。しかし、自社EC構築における黎明期から長くサービス提供を続けてきたがゆえに、経年による技術的負債の蓄積の影響で、ショップからの要望を迅速にプロダクトへ反映させることが難しい状況になりつつあった。
そこで、EC市場の拡大に伴う競合サービスの台頭や市場環境の変化に対応し、プロダクトのさらなる成長とより多くの顧客課題、社会課題、業界課題を解決していくため、「MakeShop byGMO」のシステムをフルリニューアルする『次世代EC開発プロジェクト』を2020年に始動した。
そして今回、インフラ基盤の移行や、モダンアーキテクチャへの総入れ替え、管理画面のリデザインなど、今後迎える新たな局面について知らせるべく、2022年9月15日の「MAKESHOP DAY」でプロジェクトに関する発表を行い、同日より、ティザーサイトを公開した。
リニューアルの概要
今回のリニューアル内容として、主に「安心・安全な環境を提供するため、インフラ基盤をAmazon Web Services(AWS)に移行し、高い拡張性とセキュリティレベルを担保する」、「変化し続けるEC市場環境・多様化する顧客課題に柔軟かつスピーディーに対応するため、システムアーキテクチャを抜本的に見直し、総入れ替えを実施」、「パートナー企業との連携をより一層強化するためのAPIを整備し、サービス連携によるさらなる拡張性と利便性を提供」、「分かりやすいデザインや、回遊性の高いショップ構築」、「アプリプラットフォームの仕組みを設け、サードパーティーと共にアプリ開発を行い、豊富な機能を提供する」等がある。
今後もGMOメイクショップは、広範なEC領域において、店舗が抱える様々な課題を解決できるよう、サービスの強化を図り、国内のEC市場の活性化に貢献していくとのこと。