楽天株式会社(以下、楽天)と株式会社ビックカメラ(以下、ビックカメラ)は、昨年12月の基本合意の内容通り、家電領域における新サービスとして、楽天市場内に家電ECサイト「楽天ビック」を新たに開設した。今後両社はオンラインとオフラインの垣根を超えたサービスを展開することで更なる購買促進を図る。

 

<参考>

楽天とビックカメラが新会社設立、「楽天ビック」提供へ

 

オンラインとオフラインの連携を強化

楽天ビック上では、楽天とビックカメラ両社の強みを生かして競争力のある価格と幅広い品添えを実現し、ビックカメラの実店舗45店舗(アウトレット店舗含む)における商品在庫を確認できる機能を提供する。

さらに、ビックカメラ実店舗47店舗(アウトレット店舗を含む)で、楽天ポイントカードを導入。ユーザーは商品を購入する際、楽天スーパーポイントとビックポイントのどちらかを選んで貯めることが可能になる。なお、楽天ポイントによる支払いも可能にする予定だ。

 

両社は今後、楽天ビックにおける家電の購入から設置工事まで、スムーズに依頼できるサイト構築を推進するとともに、東京23区においては当日配送の実現など利便性の向上を図っていくという。

またオンラインからオフラインへの送客の強化として、楽天ビックで購入した商品をビックカメラの実店舗で受け取り可能にし「ついで買いの促進」を狙うほか、女性や若年層など様々な顧客に向けた独自商品の開発、販売も予定する。