情報リサーチ機関であるConsumer Intelligence Research Partners(CIRP)の最新データによると、米国のAmazonプライム会員数は過去一年間で35%増加した。

2017年で3回目の開催を迎えたAmazon Prime Dayがちょうど終了したタイミングの7月6日付の最新調査によると、Amazonプライム会員は過去一年間で35 %増加したと推定されている。

CIRPは過去数年のAmazonプライムの成長を追跡。最新の調査では、第2四半期末の2017年6月30日付のプライム会員数は8,500万人と見積もった。2016年6月の推定数は6,300万人、またその一年前はちょうど4,000万人を超えたところだった。つまり、このプライム会員プログラムは過去2年で米国において実質2倍の規模になったのだ。

Amazonは正確なプライム会員数を公表していないので、この見積もりは現時点では推定の域を越えない。しかし2017年の始めに提出された規制当局への報告書によると、「小売り定期会員サービス」の項目による収益が、64億ドルであることをAmazonは明確にしている。この数字からアナリストたちはプライム会員が6,500万人~8,000万人であると推測した。

またAmazonが月会員と年会員を異なる会費で設定しているため(月会費10.99ドル、年会費99ドル)見積もりがより難しくなっている。CIRPの推測では、現在プライム会員の28%が月会員でありその数は着実に増えている。

このプライム会員プログラムは、2日以内の無料配送やその他の特典が、数千万点のアイテムに適用されており、これがAmazonにとって恩恵となっているのだ。 CIRPの予測では、Amazonにおける非会員の消費額が年間700ドルであるのに対し、プライム会員は年間平均1,300ドルを消費しているという。

 

 

※当記事は「Marketing Land」の7/8公開の記事を翻訳・補足したものです。