チェコのeコマース用SaaSスタートアップMonkeyDataは、オンラインプラットフォームEcomcovid19.comをローンチし、中央・東ヨーロッパのeコマースにおける新型コロナウイルスCOVID-19の影響についての調査結果を公表している。このプラットフォームでは、1,200社を超えるオンラインストアを調査対象としている。

 

MonkeyData創設者のJan Lastuvka氏は、「データは正しい決定をするための基本となる。そして、今の混乱した状況では、今まで以上にデータへの需要が高まる。そこで、我々が最も得意とする分野でサポートすることを決定し、eコマース企業全ての支援となるべくEcomcovid19.comをスタートした」と語った。

 

Ecomcovid19.comプラットフォームでは、中央・東ヨーロッパのeコマース業界での出来事について、毎日新しい情報をアップデートする予定。オンラインショップや運送業者、その他の重要なeコマースプレーヤーの意思決定に役立つ正しい情報を提供したいと考えている。

 

全体的にeコマースは安定しているが、カテゴリごとに売上高が異なる

Ecomcovid19.comによると、中央・東ヨーロッパのeコマース全体は非常に安定しているが、業界全体で購入される品目には大きな変化がみられる。前年同期と比較して、最も売上高が増えたのは、衛生用品(206%増)、建築資材(119%増)、子ども用の商品(103%増)、薬剤(101%増)だ。著しく減少しているのは、園芸、衣類およびファッション用品、オフィス用品、工具、卸売である。「後者のカテゴリでは、売上の落ち込みが話題となっている」という。

 

「オフィス、工具、卸売は売上が不調」

 

 

※当記事は欧州メディア「Ecommerce News」の3/26公開の記事を翻訳・補足したものです。