中国の大手EC&小売インフラカンパニー京東集団(以下、京東)は米国誌「フォーチュン」が発表した世界企業番付、2018年度版「フォーチュン・グローバル500」において昨年の261位から80位上昇した181位にランクイン。これにより世界6大IT企業の中では18位Amazon.com、52位Alphabetに続く世界3位となった。

 

3年連続でランクアップ、純利益は6兆円に達する

毎年7月に発表される「フォーチュン・グローバル500」は世界中の企業を対象とした権威ある総収益ランキングだ。2018年度の1位にはウォルマートが5年連続でランクインしている。また、日本の企業では6位にトヨタ自動車がトップ10入りしている。

京東は2016年に初めて366位でフォーチュン・グローバル500入りして以来、2017年(261位)、2018年(181位)と順調にランクアップを続け3年連続でのランクインだ。同社の2017年度総流通総額(GMV)は約1兆3,000億元(約21兆2,000億円)と順調に兆の大台を突破し、純利益は3,623億元(約6兆円)に達している。

 

<参考>

【2017年EC流通総額ランキング】国内13・海外18のECモール・カート・アプリの流通総額から見る市場トレンド

 

今後、京東は中国国内における「小売業者No.1」「物流No.1」という強みを生かし、技術発展を目指していくという。中国のAmazonと称される京東は今回80位上昇と大きく成長しており、今後の動向に注目したい。