アリババはソーシャルメディアサービス提供を諦めたものの、コンテンツ領域では依然として食指を伸ばしている。Alipayは“天天有料”というサービスの提供を開始した。(※有料とはお金がかかるという意味ではない。)

 

“天天有料”は、LINE NEWSをイメージしてもらえるとわかりやすい。Alipayの決済アプリの中にニュースサイトの提供を開始したものだ。コンテンツ構造は、ユーザー以外の第三者の企業・個人がAlipay内で、ユーザーが興味を持つ話題に基づき、タイムラインにコンテンツを提供する形態だ。現在、“天天有料”はビデオ、経済、科学、エンターテイメント、車、映画・ドラマなど13種類のジャンルがある。

 

記事に対して“いいね”やコメント、シェアなどができるが、Wechatの朋友圏(タイムライン)や、QQにはシェアできない。

 

このコンテンツサービスはWechatの公式アカウント(公衆号)に対抗するものとなるのかはまだわからないが、AlipayはAlipay内で全てのサービスを提供することを目指しているため、その足がかりには十分なるだろう。

 

 

※当記事は中国メディア「電商報」の3/21公開の記事を翻訳・補足したものです。