ブランディング、メディア、コミュニケーションに関連する世界的企業ミルウォード・ブラウン(Kantar Millward Brown)は2016年最も価値のある小売ブランドランキングを公表した。アメリカEコマース界の巨人アマゾンが989.88億ドル(約11兆円)で一位となり、前年比59%増、世界の小売企業で最も価値のあるブランドとなった。アリババは12月末に“ブラックリスト”に入れられた影響で、前年比26%減、492.98億ドル(約5兆円)まで減少した。2位となったが、ブランド価値はアマゾンの半分以下となっている。3位となったのはアメリカのジョージア州に本社を置く住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーン店Home Depotだった。364.40億ドル(約4兆円)前年比32%増となっている。Walmatは4位となり、272.75億ドル(約3兆円)で前年比23%減となっている。eBayは10位で、115.09億ドル(約1.3兆円)となっている。

中国の巨大オンラインモール京東JDは11位となり、104.96億ドル、前年比37%増となっている。全体的に見ると、ECプラットフォームのブランド価値は25ブランド全体の40%を占めている。また、ブランド価値の下げ幅が最も大きいブランドはオーストラリアのWoolworthsの37%、アリババの26%とMacy’sの24%である。

 

<参考>

【中国】タオバオは知的財産保護違反により4年ぶりにブラックリストに掲載され株価が下落

 

 

※当記事は中国メディア「電商報」の1/4公開の記事を翻訳・補足したものです。