ソフトバンクはインド市場でもM&A事業を積極的に行おうとしている。このたび15億ドル(約1,700億円)でインド最大のモバイルペイメント会社であるpaytmの親会社One97 Commnication Limitedの20%の株を買う。また、ソフトバンクはOne97Commnicationが投資しているSnapdealとFlipkart両社の連携を促進している。
それと対峙して、インドのモバイルペイメント産業は大きく変わろうとしている。インドの2番手と3番手のモバイルペイメント会社FreeChargeとMobikwikは合併について商談している。取引が成功すると、合併後の会社はPaytmの最大の競争相手になると見込まれている。
Paytmはソフトバンクの資金を利用して、ビジネスのカバー率と新規ユーザーを開拓し、FreeChargeとMobikwikとの争いに備える見込みだ。
One97は2,000年に創業。早期の投資者はアリババであり、現在、アリババは9億ドル(約1,000億円)の投資で半分の株を所有し、最大の株主となっている。昨年の11月、インド政府の“高額紙幣廃止”、電子ペイメントを推進する政策の影響で、Paytmは一躍最大のデジタルペイメントプラットフォームとなった。現在、2億人のユーザーを持ち、毎日平均70万人のユーザーが増え続けており、四年後に5億人まで増加する見込みである。
※当記事は中国メディア「電商報」の5/2公開の記事を翻訳・補足したものです。