D2C支援事業やECプラットフォームの「ecforce」を提供する株式会社SUPER STUDIOは、tenso株式会社が提供する自社ECサイト越境対応ツール「Buyee Connect」との連携を開始する。

 

 

これにより、ecforceを利用するEC・D2Cメーカーの越境EC対応、並びに海外への販路拡大の支援が可能となる。

 

 

連携の背景

 

新型コロナウイルス感染症によるライフスタイルの変化が後押しとなり、国内のEC・D2Cの需要が直近数年で高まっている。また、経済産業省の「電子商取引に関する市場調査」によると、物販系分野のBtoC-EC市場規模においては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う巣ごもり消費から徐々に外出機会が回復したにも関わらず、引き続き増加しており、2021年のBtoC-ECの市場規模の伸長率は8.61%となっている。一方で、昨今急速に進む円安の影響やコロナ禍で失ったインバウンド需要に対応するため、海外の消費者に向けて日本の商品を販売する「越境EC」と呼ばれるビジネス形態が注目を集めている。この動きに伴い、国内のEC・D2Cメーカーは越境ECへの対応を模索しているが、越境ECを行うには注文管理や決済、出荷対応やカスタマーサポートなどのオペレーションを各国に対応した形で構築する必要があり、多くのノウハウや労力が求められる。さらに、国内でのEC対応を行いながら並行して越境ECの体制を構築し、稼働するには負荷が大きく、対応に苦慮するEC・D2Cメーカーも少なくない。

そこで今回、Buyee Connectと連携により、ecforceを利用するEC・D2Cメーカーの越境EC対応を可能とし、越境EC対応における煩雑なオペレーション構築のハードルを下げて海外の消費者とシームレスに繋がれる仕組みを提供する。そうすることで、国内のEC・D2Cメーカーの海外販路拡大を支援と売上の最大化を実現していく。

 

 

連携で出来ること

 

連携により、ecforceを利用するEC・D2CメーカーのECサイトにJavaScriptタグを一行挿入することで自社ECサイト上に海外専用カートを簡易に開設でき、海外ユーザーは日本のecforceを利用するショップに対し、ECサイト上で商品を選定・購入が可能となる。そして、国内のEC・D2Cメーカーは海外ユーザーからの問い合わせや注文、決済や配送対応、海外規制対応などの越境ECにまつわる様々な作業負荷が軽減されるため、より手軽に越境EC対応ができる。

 

 

「ecforce」と「Buyee Connect」について

 

ecforce」は、マーケティングからサプライチェーンまでコト、モノに関わる全ての人々の顧客体験を最大化する成長率No.1のECプラットフォーム。スタートアップ企業からエンタープライズ企業まで幅広い企業が導入しており、多くのメーカーのCVR・LTV向上に貢献している。

 

一方、「Buyee Connect」は、tenso株式会社が提供するタグ設置のみで自社ECサイト上に海外専用カートを簡易に開設することができるサービスで、従来の「Buyee」よりも手軽に海外対応が可能。海外の利用者は日本のECサイト上で商品を選定できるようになるほか、日本のECサイト事業者の商品登録の手間を軽減し、より簡易的に海外対応を実現する。

 

 

ecforceにおける今後の越境EC展開について

 

直近の傾向として、特に越境ECのニーズが高いアパレルEC・D2Cメーカーにecforceを検討・導入するケースが14.5倍ほど増加している。このような傾向から2022年9月には、合計金額内で任意のアパレルカテゴリからトップスとボトムスをそれぞれ自由に組み合わせて購入できる「セット販売機能」を実装し、アパレル特有の販売方法に対応。その他にも、ノーコードサイト制作機能の強化や予約販売機能、タイムセール等が実施可能なキャンペーン管理機能など、アパレルの販促向け機能の拡充も予定している。今回のBuyee Connectとの連携もアパレルEC・D2Cメーカーの需要を見込んでおり、今後も機能強化や他社サービスとの連携を進めていくとのこと。