Facebookは同社メッセージングサービスMessengerを通じて、ブランドや企業と消費者間のコミュニケーションをより簡単にしていく。
Business Insiderのレポートによると、Facebook社はMessengerの新ツールといくつかのアップデートを発表。これには、メッセージに含まれる情報をボットに送信される前に検知するNLP(Natural Language Processing/自然言語処理)ツール、および、既存の「Send Message(メッセージの送信)」ボタンに加えた新たな複数のCall-to-action(行動喚起) ボタンの追加も含まれている。また、企業が単体のボット内で複数のエクスペリエンスを構築することも可能になるという。
NLPツールが、位置情報やeメールアドレスとともにユーザーが送信するメッセージ内の「こんにちは」や「さようなら」といったキーワードを認識することにより、ボットが経験に基づいてユーザーの問い合わせ内容を推測。より迅速にユーザーがどのような情報を必要としているかを理解することが可能になる。
新しいハンドオーバープロトコルより、ボットが自動対応する一般的な問い合わせのやり取りから、人間が対応する必要があるような更に具体的で複雑な質問のやり取りへのよりスムーズな移行が可能に。新しいCall-to-actionボタンには、「Shop Now(今すぐ購入)」、「Get Support(サポートを受ける)」、「Get Updates(アップデートを入手)」、「Play Now(今すぐ再生)」、「Get Started(スタート)」といったものも実装される。
各機能がいつの段階で日本のユーザーにも適用されるのかは不明だ。
<参考>
【米国】Domino’sピザ、Facebookメッセンジャーでの完全オーダーボットを発表
【米国】高級ブランド店、Eコマース戦略にメッセージング対策の必要性
チャットボットはECの未来にどのように影響を及ぼしていくのか - AIの進化と人間の暖かみの狭間で
※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の7/28公開の記事を翻訳・補足したものです。