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ECサイト構築パッケージ大手「SI Web Shopping」、最新版V12.7をリリース

ECサイト構築パッケージ大手「SI Web Shopping」、最新版V12.7をリリース

トレンド
2019/09/05

株式会社システムインテグレータは、ECサイト構築パッケージ「SI Web Shopping」の最新バージョン「SI Web Shopping V12.7」を9月1日にリリースした。

 

「SI Web Shopping V12.7」は、サイト内コンテンツのパーソナライズへの要望および多言語化への要望に対応する為、アマゾン ウェブ サービス(以下「AWS」)が提供するAmazon Personalizeおよび、Wovn Technologies株式会社(以下「Wovn社」)が提供するWOVN.ioに標準対応する機能を追加した。

 

<参考>

SI Web Shoppingが機械学習によるパーソナライズが可能なAmazon Personalizeに対応

 

Amazon Personalizeとは、アプリケーションを使用している顧客に対して開発者が個別のレコメンデーションを簡単に作成できるようにする機械学習サービスで、今まで機械学習の経験がない開発者でも、機械学習技術を使用し、高度なパーソナライゼーション機能を簡単にアプリケーションに組み込むことが可能となる。さらに「SI Web Shopping V12.7」がAmazon Personalizeに対応することで、商品レコメンド機能をECサイトに実装することができるようになり、よりパーソナライズされたECサイト上でのコミュニケーションを実現する。

一方、WOVN.ioは、ウェブサイト・アプリを様々な40ヶ国語言語に多言語化できるサービスで、既存のウェブサイト・ページに後付けすることで導入でき、多言語化に必要なシステム開発や、翻訳にかかる不要なコストと人的リソースを削減することができる。

 

「SI Web Shopping V12.7」AWSが提供するOpen JDKディストリビューションであるAmazon Correttoへの対応になることで、Linux、Windows、macOS などの一般的なオペレーティングシステムで Java アプリケーションを開発し、実行できるようになる。Amazon Corretto以外にも、セキュリティ面の改善、カスタマイズ生産性の向上等の改変を行い、より効率的なECサイトの運用の実現が可能となった。

 

今後も企業を取り巻く「デジタル・トランスフォーメーション」の波の大きさは増す一方である。例えばIoTに代表されるように、顧客とのデジタルなタッチポイントでの多様化の進行は、既に起きている現象である。その為、BtoC、BtoBを問わず、デジタルマーケティング基盤の再構築は企業にとって最優先で取り組むべき課題であるといえる。そんな中、「SI Web Shopping」をECビジネスのコアシステムと位置づけることで、EC基盤をベースにEC事業者様の売上向上に繋ぐことができるだろう。