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JR赤羽駅でAIを使った無人決済店舗の実証実験を実施

JR赤羽駅でAIを使った無人決済店舗の実証実験を実施

物流・決済・業務
2018/10/05

東日本旅客鉄道株式会社JR東日本スタートアップ株式会社は、サインポスト株式会社が開発したAI無人決済システム「スーパーワンダーレジ」を使って2018年10月17日より東京都北区の赤羽駅5・6番線ホーム上店舗で2ヵ月程度の実証実験を実施する。

 

交通系電子マネーをかざして入店

今回の実験は、昨年11月に大宮駅で行った実験結果を踏まえ、商品認識率と決済認識率を向上させるほか、新たに複数人を同時に追跡して決済を可能とすることで無人決済店舗の実用化を目指すためのものだ。

会場は赤羽駅ホーム上のKIOSK跡を活用した特設店舗で、一般の利用者を対象に無人決済店舗の実証実験を行う。利用者は、店舗入口で交通系電子マネーをかざして入店し、商品を手に取ると決済ゾーンで交通系電子マネーにより決済を済ませる。

 

決済が完了すると出口ゲートが開く仕組みだ。

また、AI無人決済システムは、天井に設置されたカメラで利用者を認識し、商品棚にそれぞれ設置されたカメラ等のセンサーで利用者が手に取った商品を認識する。さらに、会計時には購入商品の合計額を算出し壁掛けディスプレイに表示する。

 

<実証実験店舗の詳細>

期間:2018年10月17日(水)から2ヵ月間

営業時間:10:00~20:00 ※平日のみ

場所:赤羽駅5、6番ホーム上特設店舗

店舗面積:約21平方メートル

販売商品:約140種類(飲料、ベーカリー、菓子類)※ 紀伊国屋の商品

 

今回の実証実験は、無人決済店舗の実現に向けたものだ。同様にレジなし店舗であるAmazon Goは、既に4店舗目をオープンさせており順調に2021年3,000店舗計画を進めている。JRにおける実証実験では交通系電子マネーが対象であり、店舗もJRのホーム上のものではあるものの、今後日本発の無人決済店舗の誕生に期待したい。

 

<参考>

レジなし店舗Amazon Go、2021年までに3,000店舗オープンか