株式会社セブン&アイ・ホールディングス(以下、セブン&アイ)は2017年第2四半期決算短書を公開。グループ売上は5兆4,995億5,920万円と前年度比104.1%であった。また、ECの売上は2017年3月1日~8月31日の間で、526億7,300万円と前年同期よりも50億3,300万円増加した。
EC部門は、セブンネットショッピング、セブンミール、イトーヨーカドー、ネットスーパー、アカチャンホンポ、そごう・西武、ロフト、その他により構成。最も売上増加額が大きいのはセブンネットショッピングで2017年3月1日~8月31日の間で105億8,500万円と前年の同期間よりも48億2,900万円と約84%増加している。また、ロフト(約120%増)、イトーヨーカドー(約78%増)、そごう・西武(約31%増)も売上における伸びをみせた。
今後の予想として、2018年2期の売り上げは、2017年同期の売上よりも423億4,000万円増加の1,400億円とし、大幅に売上増大を予想している。
なお、グループ総合ポータルECサイトomini7にかかる運用保守費用や原価滅却費などを調整額にして計上し、アカチャンホンポの売上は、2016年9月よりomini7サイトを通じた売上としている。
セブン&アイは、2017年11月にはomni7に出店型ECモールである「omniモール」の開設や、アスクル株式会社との業務提携による生鮮食品EC開設予定しており、omni7を中心とした急速なEC事業の拡大がみられる。
<参考>
アスクル、セブン&アイと業務提携、生鮮食品ECを11月末開始予定