8月29日、AppleのApp Storeは中国において、Wechat Payでの支払いが可能となった。ユーザーは中国大陸のApp StoreでWechat Payを利用して、AppとApp Musicを購入できる。
昨年11月にすでにAlipayはApp Storeでの支払いに対応していた。AppleのCEO Luca MarstriはAlipay導入のおかげで、過去3ヵ月(2017年5月から8月まで)の利用者は1.85億人に達し、12%も増加したと述べている。
また、Apple Payは実店舗では銀聯と協力し、Apple Payの定着を進めている状況だ。
<参考>
【中国】Apple Payが過去最大のキャンペーンを実施、Alipay・Wechat Payへの対抗色を強める
2017年、Appleの第2四半期の財務報告によると、営業収益は454億ドル、前年比7.2%、純利益は87億ドル、前年比12%増。現在までAppleの市場価値は8,418億ドルに達している。しかし、中国市場の営業収益は80億ドル、前年比10%減である。前年比減の状態は6半期連続となっている。理由としては、香港市場の成長の鈍化と中国国内の競合するモバイル端末メーカーの躍進だとされている。ただ、そのような状況においても、App Storeの世界で第一位の市場は中国となっており、Appleにおいての重要性は極めて高い国となっている。
※当記事は中国メディア「Ebrun」の8/30公開の記事を翻訳・補足したものです。