マクドナルド社は、米国でモバイル注文&決済サービスを試験運用すると発表した数日後、英国でも同様の試みを展開することを明らかにした。
<参考>
【米国】McDonald’s、モバイル注文サービスを軸とした成長戦略へ
英国でのこのモバイル注文サービスは、まずは22店舗で実施され、最終的には年内までに徐々に全国展開していく予定である。
注文の仕方は以下の通りである。まず、ユーザーはモバイルアプリにて最寄りの利用可能店舗を選び、メニューを選択。クレジットカード情報を入力し決済を完了させる。そして指定した店舗に出向き、店内に設置されたQRコード読み取り機にてスキャンし、チェックインする。注文した商品は店内でのみ受け取ることができ、「現在サービス対象外」のドライブスルーで受け取ることはできない。
“Click & collect(クリック&受け取り)”サービスとはいうものの、気がかりな点もある。事前にモバイルから注文した商品は、利用客が店でチェックインを済ませてから調理を開始するという触れ込みのため、依然として待ち時間は発生してしまうのだ。
とはいえ、グローバルメディア企業BuzzFeedの検証によると、この新サービスを利用した場合、従来のカウンターで注文する方式と比べて、待ち時間を40秒短縮することができたとのことだ。
注文以外にも、このアプリを使って、マクドナルドの商品の栄養価やアレルギー情報も入手することができる。
※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の3/17公開の記事を翻訳・補足したものです。