クラウドECサイト構築プラットフォーム「メルカート」を提供する株式会社エートゥジェイは、ECサイトの運用経験のある全国の20代~50代の男女1000名を対象に、ECサイトの運営の業務効率に関する調査を実施した。
調査の背景
近年、ECサイトの運営は急速に進化しており、高度な技術と専門知識が求められるようになってきている。この進化に伴い、EC分野における優秀な人材の確保や、人手不足という大きな課題にも直面している。こうした状況を踏まえ、EC事業者は業務の効率化を図るために様々な取り組みを行っている。そこで、株式会社エートゥジェイはECサイト運営者が直面している現状と、自動化ツールの導入状況およびその障壁を把握するためにアンケート調査を実施するに至った。
調査結果
ECサイト運営にて「時間がかかっていること」、「人手が不足していること」のそれぞれの結果の上位3位までをピックアップしたところ、事業者が直面する課題は「時間がかかる業務」と「人手が不足している業務」で明確に分かれることが明らかとなった。例えば、注文処理やデータ分析といった業務は時間がかかる一方で、カスタマーサポートやマーケティングなどは人手が不足しているため、その課題に応じて対処方法を変えていく必要がありそうだ。
「ECサイト運営者が自動化を望む業務」について尋ねたところ、最多は「注文処理と管理」で37.1%、次いで「在庫管理」の34.6%、「データ分析とレポート作成」の33.9%が上位に挙げられた。これらの業務は、手動で行うと時間と労力がかかり、人的ミスのリスクも高まるため、自動化による効率化が強く求められていると考えられる。
「ECサイト運営者が自動化にあたり支援が欲しいと感じている業務」について質問すると、「具体的なツールやソフトウェアの提案」44.8%で、次いで僅差で「コスト削減プラン」の44.6%となっていた。事業者は、売上の最大化とともにコストの最小化を目指し、ツールやコストの最適化を求めていることが読み取れた。
「ECサイト運営者が業務自動化を進める上で直面している主要な障壁」について質問したところ、1位は「費用」で51.3%、2位は「人員および時間のリソース」で49.2%という結果だった。この2つの要因は約半数の回答者が障壁と感じていることから、自動化ツールの導入に対する経済的および人的負担が大きな課題であることが分かった。
「メルカート」について
メルカートは、ECサイト構築実績国内NO.1を誇る「ecbeing」から誕生した、クラウドECサイト構築プラットフォーム。2023年7月にシステムを全面刷新し、多彩な機能性や操作性に優れたUI、万全のセキュリティ、システムの自動更新、集客からCRMまでサポートする専門チームなどを通じて、顧客のECサイトに対するさまざまな課題を解決し、売上向上に繋げている。