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一般ユーザー、42%がリスティング広告を知らず、48%がクリックしないようにしている

一般ユーザー、42%がリスティング広告を知らず、48%がクリックしないようにしている

マーケティング
2024/08/02

伴走型マーケティング総合支援を展開するトゥモローマーケティング株式会社は、「リスティング広告に対する意識」についての調査を実施した。



調査結果

 

リスティング広告(検索連動型広告)について知っていますか?」と質問したところ、「聞いたことがなく、理解もしていない」が77人(42%)と圧倒的に多かった。一方で、「聞いたことがある」と回答したのは35人、「理解している(理解していると大まかに理解しているの合計)」は68人という結果となっていた。

 

 

上記の質問で「知っていて、理解している」「知っていて、大まかに理解している」と回答した68名に対し、リスティング広告について説明してもらったところ、認識に齟齬がなく説明ができていた人は、「知っている」と回答した68名の中のうちたった29名のみだった。また、誤っていた回答の中で多かったのは、YouTubeやTikTokの中で流れる動画広告や、WEBサイト内で表示されるバナー広告をリスティング広告と勘違いしていた。

 

 

リスティング広告について「検索上位に出てくるスポンサーや広告とついている検索結果」だと説明した上で、「リスティング広告を普段クリックしますか」と尋ねたところ、「クリックしないようにしている」が48%と約半数となっており、最も高い結果となった。反対に「関係なくクリックしている」と回答した人は5%とかなり少数派だった。

 

 

上記の質問でクリックしないようにしていると回答した87名に対して、その理由を聞いたところ、最も多い回答は「興味がない」からで、35%だった。また、次に多い「怪しいから」の中には、詐欺サイトかもしれないとの回答も見受けられ、その他の回答の中には、「不愉快」「邪魔」などの否定的な内容もあった。

 

 

まとめ

 

今回の結果から、一般ユーザーのリスティング広告に対する理解度が著しく低いことがわかった。そもそもリスティング広告を認知している人もまだ多くなく、クリックを避ける層の中でも「興味の不一致」や「検索結果のズレ」など広告を出す側のターゲットのズレを指摘するような意見も多々見受けられた。このことから、広告運用者はユーザーの検索ニーズをさらに理解し、ユーザーのもとに適切な広告を届けて、内容の一致をより強化する必要があると言える。

 

 

トゥモローマーケティングの概要

 

BtoBのマーケティング総合支援を行うトゥモローマーケティングでは、GoogleやYahooのリスティング広告を中心とし、広告運用の最適化を行う「WEB広告運用・伴走支援サービス」や、戦略から1つ1つの施策までオールインワンで伴走支援する「マーケティング総合支援」、SEOに特化した専門チームがSEO対策に必要な施策を全て代行し、問い合わせ/CV増加にコミットする「SEO コンテンツ制作・コンサルティングサービス」など、企業に必要なマーケティング対策を網羅する支援を展開している。