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ECで購入の決め手は、価格・配送料や詳細な商品説明となった一方、不満も商品詳細が分かりにくいことが挙がる

ECで購入の決め手は、価格・配送料や詳細な商品説明となった一方、不満も商品詳細が分かりにくいことが挙がる

マーケティング
2024/07/18

株式会社いつもは、近年の消費行動を分析するための買い物実態調査を実施し、ライフスタイルの変化とともに「買い物」のあり方はどう変化しているのか、実店舗とECの利用状況に関する生活者の行動と意識の実態を33項目にまとめた調査レポートを公開した。




調査結果

 

EC利用の頻度について尋ねたところ、月に1〜3回程度という方が約半数で、週に1回以上利用する人は約2割だった。利用者の中でも、ECでギフト購入する人や、購入後にレビューをする人はECをより頻繁に利用する傾向があることが分かった。

また、「最も利用するECサイト」は、全体傾向としてはAmazonと楽天市場が圧倒的に多く3番手にYahoo!ショッピングが続いた。一見、Amazonと楽天市場両方が2トップのように感じるが、20代のメイン利用はAmazonに偏っており、楽天市場は年代が上がるにつれメイン利用が高まる傾向だった。

 

 

「ECを利用中不便や不満に思った点」を聞いたところ、「サービスの詳細、返品や交換対応がわかりにくい」といった意見が多く、購入のハードルになっているようだった。加えて、「他商品との比較のしやすさ」も必要とされていた。しかし「不便に感じたことはない」という回答が2番目に多かったことから、生活者もEC利用に慣れてきている様子や、事業者側の改善が繰り返されている背景が伺える。

 

 

「ECで購入となったきっかけ」について尋ねると、「価格」や「配送料」などのコスト面が重視されていることが分かった。また、「商品説明がわかりやすいこと」や「レビュー」「セキュリティ」など不安を払拭できる「安心感」も購入の決め手となるようだった。

 
 
 

「実店舗で購入した商品をECで再購入したことがあるか」との質問に対し、約半数が再購入をしたことがあると回答した。さらに、ECを頻繁に利用する傾向にある「ギフト利用者」や「購入後レビューする人」は実店舗からECへのチャネルスイッチでのリピートも積極的に行っているようだった。

 

また、「購入目的以外でECモールやECサイトを見る場合、その理由について」尋ねると、商品情報やレビューを見るためにECサイトを見ていると回答したのは全体の約6割だった。そしてEC利用のない人でも実店舗での購入時の参考にする割合が3割以上と、ECは”買う場”以外の役割も担っていることが明らかとなった。

 

 

 

株式会社いつもの概要

 

株式会社いつもは、大手・中小メーカーの抱える課題に対しECパートナーとして、EC・D2C戦略コンサルティングからサイト構築・運営、SNS・デジタルマーケティング、フルフィルメント、ライブコマース、人材教育までECバリューチェーンを一貫してサポート。「人」と「テクノロジー」を組み合わせ、ブランドEC、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、海外EC等でのマルチチャネル展開、EC・D2CブランドのM&A・出資・成長支援も行っている。