株式会社インターファクトリーが提供するクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」は、BtoB-EC特化型「ebisumart BtoB」の提供を開始する。
これにより、これまでebisumartで提供していたクラウド型のメリットはそのままに、より業務に対応したBtoB-ECを構築することが可能となる。
ebisumart BtoB開発の背景
経済産業省が2023年8月に発表したECに関する市場調査によると、国内BtoB市場のEC化率は2021年で35.6%、2022年には37.5%と堅調に伸び続けており、2022年のBtoB-EC市場規模においては、420兆円と非常に大規模となっている。その背景には、ECシステムを提供する企業の多様化や、BtoBに特化したサービスの登場などにより、より効率的にECサイトを運用できるようになったことが挙げられる。
さらに、2024年にはNTT東日本およびNTT西日本のISDN(INS)回線サービスの「INSネット」の廃止が決まっており、システム改修やリプレースを検討する企業が増加することから、DX化が進み、BtoB-EC市場はより大きく成長することが見込まれている。しかし、売上向上のための販促機能やマーケティング機能が重視されるBtoC-ECとは異なり、BtoB-ECでは業務効率化や取引先との契約履行など特有の商習慣に合わせた機能が必要となる。
そこでebisumartは、従来の標準機能をBtoB-EC向けに見直し、不要な機能を削減することで、BtoBの商習慣に合わせた機能の提供や既存ビジネスの踏襲を実現しやすくした「ebisumart BtoB」の提供を開始するに至った。
ebisumart BtoB向けの主な機能
主な機能としては、CSVファイルのアップロード、またはフォームからの入力により、商品をまとめてカート投入することができる「商品一括投入機能」と「受注残管理機能」がある。「受注残管理機能」は、注文時点の在庫数以上の、注文受付したい商品を設定でき、在庫超過分は受注残として管理が行える。また、BtoB特有の商習慣を考慮し、受注残となった商品が入荷した場合には在庫を自動もしくは、手動で引き当てることも可能とするなど、在庫の概念を複数保持することができる。
「ebisumart」について
「ebisumart」はSaaS型カスタマイズ型市場において、5年連続ECサイト構築ツールシェアNo.1の主要クラウドコマースプラットフォーム。ECパッケージとASPの両システムのメリットを兼ね備えており、常に最新・最適化されたECサイトを構築することが可能。また、業界業種問わず累計750サイト以上の構築実績があり、顧客のニーズに合ったECサイトの提案からサイト運用までワンストップでサポートを行っている。
今後も、インターファクトリーは企業理念をもとに、EC事業者にとって真に役立つプラットフォームを目指し、より一層ビジネスに貢献しうるサービスの拡充、ならびに企業価値の向上に努めていくとのこと。