インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」を運営するeBay Japan合同会社は、全国の、ネットショッピングでの買い物経験がある男女500名を対象に「Z世代とY世代のネットショッピング利用実態調査」を実施した。
本調査では、ネットショッピングの利用実態について、15歳~25歳を「Z世代」、26歳~40歳を「Y世代」と定義し、世代間の傾向の差も調査した。
調査結果
現在のネットショッピングの利用の仕方について調査したところ、ネットショッピングで特によく買われている物は、全体では「服(39.8%)」、「本・漫画・雑誌(37.2%)」、「ファッション小物(30.0%)」だった。
世代別で見ていくと、Y世代では1位「日用品雑貨・消耗品(41.6%)」、2位「服(40.8%)」、3位が「本・漫画・雑誌(40.0%)」だった。また、4位に「食品・お菓子・飲料(38.4%)」もランクインするなど、生活に密着した買い物が多かった。一方、Z世代は「好きなアニメ・アイドル・アーティスト等のコンテンツグッズ(28.4%)」、「ファッション小物(27.2%)」、「スマートフォン・周辺機器(24.8%)」といった、趣味・娯楽関連の買い物が上位に入っており、Y世代で上位だった日用品や食品はランク外だった。
現在のネットショッピングの利用頻度について、月に1回以上利用している人の割合がZ世代は53.6%、Y世代は62.4%で、両者とも半数以上だったものの、Y世代の方が頻度が高い傾向だった。これは、ネットショッピングで購入している物ランキングにおいて、趣味関連が上位に入ったZ世代に対し、Y世代は消耗品、食べ物など、日常的に消費する物を買っている人が多いことから、利用頻度も高くなっていると考えられる。
ネットショッピングサイトやアプリのセール情報をどこから得ているか聞いたところ、両世代で最も多いのは「サイト・アプリ内のお知らせ」で、Z世代は36.8%、Y世代は47.2%とY世代では半数近い人がサイトやアプリでセール情報を入手していた。一方で、「セール情報を気にしていない」と回答する人も一定数おり、Z世代は35.2%、Y世代は31.6%だった。
世代間で比較すると「公式Xアカウント」「公式LINEアカウント」「公式Instagramアカウント」「その他の公式SNS」といったSNSは、Y世代よりもZ世代の方が活用している人が多かった。その一方、「Webニュース・まとめサイト」「公式メールマガジン」は、Z世代よりもY世代の方がチェックしていた。
ライブコマースについて、「聞いたことがない」もしくは「聞いたことはあるがよく分からない」と回答した人を除いた数値を「ライブコマースの認知度」とすると、Z世代は14.8%、Y世代は16.8%と1割程度にとどまった。また、ライブコマースを「知っており、視聴・購入経験がある」と回答した人はZ世代が6.4%、Y世代が5.2%で、両者ともごくわずかだったものの、Z世代の方がやや多かった。
ライブコマースでの商品購入経験がない人に対して、ライブコマースを視聴・商品を購入したくなる条件を聞いたところ、Z世代で最も多かったのは「ライブコマースとはどんなものか分かったら(36.8%)」で、Y世代では「お得に買えることが分かったら(33.3%)」だったことから、Z世代では理解度が上がれば活用する人も増える可能性があり、Y世代では価格的なメリットが行動変化のきっかけになると考えられる。
また、Z世代はY世代と比べて「配信者は正直にレビューしていると分かったら(16.7%)」「好きなタレントやインフルエンサーが出演していたら(16.7%)」と回答した人が多いことから、誰が出演しているか・レビューに信憑性はあるかを重視する人が一定数いることが明らかとなった。
eBay Japan合同会社の概要
eBay Japan合同会社は、楽しさを仕掛け、喜びを届けるマーケットプレイスとして2010年に「Qoo10」の運営を開始している。「Qoo10」では、ファッション・ビューティ・スポーツ・家電・モバイル・日用品・生活用品・食品・ベビー・エンタメ・ブック・eチケット等あらゆるジャンルにわたり、豊富な商品がある。また、「Qoo10」を通じて、セラーは法人・個人を問わず、国内外から自由に商品を出品でき、バイヤーは、安全かつ安心な環境で、買い物を楽しめる。