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送料を理由にECサイトでの購入を諦めた人は67%、当日配送ニーズは減り通常配送を主に利用する人が52%

送料を理由にECサイトでの購入を諦めた人は67%、当日配送ニーズは減り通常配送を主に利用する人が52%

物流・決済・業務
2023/10/20

MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、予備調査では15歳~69歳の男女5,000人、本調査ではECサイトでの商品購入経験者346人を対象に2023年9月29日~10月3日の期間で「ECサイトの配送とクイックコマースに関する調査」を実施した。




調査結果

 

15歳~69歳の男女5,000人に、「ECサイトで商品を購入した際に自宅受け取りの配送を選択したことがあるか」聞いたところ、84.2%が「ある」と回答した。さらに、ECサイトで商品を購入した際に自宅受け取りの配送を選択したことがある4,211人を対象に、最も意識して利用している配送方法について聞いたところ、「当日配送」が12.0%、「即日配送」が21.5%、「通常配送」が52.2%と、通常配送が約半数と最も多かった。

 

 

ECサイトで商品を購入したことがある4,270人を対象に、ECサイトで商品を購入しようとした際に、送料がかかることが原因で購入を諦めた経験があるかについて聞いたところ、「ある」と回答したのは66.9%だった。また、性年代別で、送料がかかることが原因で購入を諦めたことがあるのは、女性60代が79.1%と最も多く、次いで女性50代が74.8%、女性40代が72.9%だった。全体的に男性より、女性の方が送料が原因であきらめるのが高い傾向であることが分かった。

 

 

15歳~69歳の男女5,000人を対象に、クイックコマースの認知~利用状況について聞いたところ、「利用経験がある」が16.8%にとどまったものの、「知っていて、内容を理解している」が8.4%、「言葉を聞いたことがあるが、内容は知らない」が13.7%と合わせて、認知度は39.0%あった。性年代別で見ると、認知は男性40代が48.8%と約5割と最多、利用経験は男性20代が33.9%で最も多かった。一方、女性の40代以降の認知度は15%程度と少数だった。

 

 

クイックコマースの利用経験がある842人を対象に、クイックコマースの利用頻度を聞いたところ、「月に1回以上」と回答したのは60.1%となり、「週に1回以上」は32.2%だった。これを性年代別で見ると、「月に1回以上」は男性40代が69.3%と最も多く、「週に1回以上」は男性10代が47.8%で最多だった。女性では60代が「月に1回以上」、「週に1回以上」共に他の年代よりも多かった。